コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

モロコシソウ ~ 房総

2015-03-26 18:58:43 | 登山

この冬の間、まだ見つけられなかった花を探そうと、午後は尾根を中心に山深い所を
歩いて見ようと思います。
4月になると、ヒルも活動を始め草木も伸び始めるので
この周辺を探し歩くのは今日が最後になるかもしれません。


















モミ、ツガにカシ、スダジイなどが混じる見慣れてきた房総の森、今までと
違うのは、マメザクラなどが陽当たりの良い斜面に咲いていることです。
カエデなども芽吹きはじめました。









湿り気のある法面にはスハマソウが咲き残っていました。














食害の為か森の中がスカスカになっている所が多く
あるのはヒイラギ、アリドオシなどのトゲ系
アセビ、ハナミョウガ、オモトのような有毒系?


スギの植林帯にはいれば、イズセンリョウばかり・・・
















これでは何も期待できない感じがしたので、場所を変えようとかと思い薄暗い植林帯の境を
歩いていた時に、その花出会うことができました。










間違いなくモロコシソウだと思います。
葉を見ても何の特徴もありませんが、夏に花が咲いた後にできる果実は
冬を越して残り、白い球形で花が咲いたように弾けます。
ぶら下がるように付いているこの感じの写真をネット見て
脳裏に焼き付けて置きました。



















この場所に数株自生していました。
花は高貴なカラスノゴマ・・・画像を見るとそんな感じにも見えますが
見た事がないので楽しみです。
サクラソウ科の植物で房総でも限られた地域のみ自生しているようです。
このあたり夏は草木が茂るかもしれないし、花も目立たないので今が一番みつけやすい
時期だったかもしれません。



3月24日










コメント (4)
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コチョウショウジョウバカマ ~ 房総

2015-03-26 06:23:34 | 登山


都心の桜も咲き始め、週末には見頃になりそうです。
いろいろと忙しくなり、しばらく出かけられませんでした。
房総の沢を探索していた時に見つけたコチョウショウジョウバカマ
今まで、なかなか花の時期に出かけることができませんでしたが
やっと時間をつくることができました。
今日はYさんと一緒に花を見に行って見ます。

ヒルがもう活動をはじめたであろうと、しっかりと対策をして
きましたが今日は真冬並みの寒気が入り冷え込んだおかげで
ヒルに対して気にすることなく気楽に歩きながら観察することができました。











沢に下りて流のない渕を進みます。 シカの足跡が点々と・・・
ヒンヤリと冷え込んで寒い沢沿いですが、岸の壁に点々と小さな花が咲き
初めていました。











































ショウジョウバカマのような華やかさはありませんが、早春の薄暗い渓谷に張り付いて
咲いている姿は、とても好みの景色です。
花の形は確かにショウジョウバカマと同じですが、咲いている雰囲気を見ると
まったく違う花のようにも感じます。
大きさも一回り以上小さく、濡れたほぼ垂直な斜面に着生しています。






こちらは、昨年栃木県で見た、ショウジョウバカマの白花です。












コチョウショウジョウバカマ、房総では何カ所がで見ていますが
どこの沢でもあるという感じではありません。
丹沢にも自生しているようですが、私はまだ見た事がないです。

ここの渓谷の壁、初夏にはイワタバコ。 初秋にはダイモンジソウ、
シュスランなどが咲きます。

この後は、林道などを散策。

サツマイナモリは花を期待していましたが、まだ蕾でした。























立派なテンナンショウの花ですが、私には同定できません。
後でYさんに、ヒガンマムシグサだろうと教えていただきました。





      












お昼頃になると春の日差しで暖かくなってきました。
山里の田んぼの水も緩み、房総は春真っ盛りです。
こんな日は農道をノンビリ歩くのもいいかな・・・
午後から用事のあるYさんと別れ、午後は一人でいつもの様に好き勝手に
歩こうと思います。


つづく







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