コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

  再び着生ランの森へ   ~   マメヅタラン、ムギラン

2015-12-24 16:06:40 | 登山




・・・前回の続きです・・・


たどり着いた着生ランの森、先週は3カ所でマメヅタラン、ムギランを見つけました。
午後のこれから、範囲を広げて時間が許せる限り他にもないか探して見ようと思います。


目線の位置に着生しているのは羊歯のマメヅタばかりです。




  






しかし、樹の上を見上げながら歩いていると直ぐに見つかりました。













マメヅタランでしょうね。

望遠で引っぱってきます。















真下からカメラを樹に押し付けて固定・・・










この樹にもいそうです。


















右の枝にマメズタランが見えます。

少し高い位置ですが、花の時期には隣のカクレミノの樹に登れそうです。
下が崖ですので気を付けてロープで確保しながらでないと危ないですね。
そこまでしなくても、これから先まだ目線に近い所にないか探してみます。






これはムギランですね。

樹はモミかな・・・












この樹には。マメヅタランとムギランがいる感じです。











いろいろ絡んでいる樹も、よく見てみると隠れています。












    







尾根に着きました。 気持ちの良い天気です。








尾根に見える大きな樹はツガの樹でしょうか。
何気なく双眼鏡で見てみると、この樹にもマメヅタランが着生していそうです。

ちょうどカメラを固定できる枝があるので、ズームして引き寄せてみると・・・










あるある、イッパイいますね。












ちょっと痩尾根の崖下から生えている樹ですが、気をつけて降りてみて根本まで
近づいてみようと思います。






何とか手前の樹までは降りることができましたが、根本まではいけませんでした。
樹の上部だけでなく、すぐ上にも着生しています。













すぐ横の樹にも着生していました。










どれもマメヅタランのようです。

周りを見渡してみると、周辺のモミ、ツガの樹のほとんどに着生している感じです。

ただ残念ながら目線の位置で観察できる樹はありませんでした。

尾根の上を歩けば、谷側から伸びた樹に着生している位置が丁度目線の位置に
なるのではないかな・・・・と今度は痩尾根を選んで歩いてみました。
危険なので立ち止まりながら谷側の樹を見ていきます。

すると、やはりすぐに見つかりました。

谷側から伸びた、たぶんツガの樹に丁度尾根にいる私の目線の延長の高さに着生しています。


















マメヅタランですね、約4メートル先です。

この距離なら一つ一つの花の撮影も可能です。

誰も来ない場所ですので、ノンビリと三脚立てて撮影してみようかな・・・・・

それにしても、なかなか見つけるのが難しいマメヅタランがこんなに見つかるなんて・・・
驚きというより不思議な感じがします。













その後も見つかりますが、いづれも帯に短し襷に・・・・でした。

手に触れることができるような場所にはなかなかありませんね。
そう考えると、以前に奥久慈で見つけた岩場は貴重な自生地です。

この周辺では、いくらでも見つかるので、着生ランにはとても良い環境だと思います。
きっと岩場を見つければ、そこにも着生しているかな・・・・なんて考えながら歩いていたら・・・・









マメヅタランが落ちていた!    (^^)v
 












よく探してみると、幾つも見つかりました。











可愛らしいです・・・生きていそうですね。















真下からでは、どの樹に着生していたのか枝や葉が邪魔をしてよく見えませんので
少し離れてふり返り見上げてみると・・・・


















左側に剥がれたような跡がみえますね。

きっと雨で風の強い日にここから剥がれて落ちてきたようです。
まだ、新しいのかな・・・・







ちょうど良いサンプルになりますので、近くのマメヅタと並べて、2つを比較してみますね。





















マメヅタとマメヅタランの違い。

いろいろ説明するよりも見比べてみるのが一番よくわかりますね。

マメヅタの色は場所により様々ですが、一般にマメヅタランの方が黄緑色で淡い感じです。
大きさも違うし全体を見た感じも違うのがわかりますね。




今日も気がついたらもう陽が傾いてきていました。

マメヅタランやムギランは、今まで探してもなかなか見つけることが難しい着生ランでしたので
着生していた樹は最初GPSにマーキングしたり何本あるか数えたりしていましたが途中でやめました。

一本の着生している樹の周辺を見渡すと、すぐまた近くに見つかる、最初はちょっと信じられない
感じでした。 周りの樹すべてに着生している所もありました。

たまたま、ここの森だけ多くのマメヅタランなどが自生しているのでしょうか。
房総では、こことよく感じが似た森を幾つも知っています。
ただ今回のように立ち止まって樹の上の方を何度も見上げながら歩いていたかというと
決してそうではありませんでした。
他の山でも同じように探せば見つかるかもしれませんね。
この冬は雪山に行けない時は房総の森を見上げながらゆっくり歩いて見ようと思います。

そうそう、あの拾ったマメヅタランですが、小さいのはマメヅタの隙間に埋め込んで
みました。 一番大きいのは、ここなら育ってくれるかもしれないな~という感じの
岩の上に置いて蔦で固定してみましたが・・・どうかな、うまく育ってくれたら幸いです。
残りは自分で育ててみようと思います。





12月22日















コメント (4)
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