コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

霧雨の丹沢表尾根 ~ ジョウロウホトトギス

2018-09-12 06:26:06 | 登山


ジョウロウホトトギスが見頃を迎えたと思い雨上がりの表尾根へ・・・・









ヤビツ峠へ車を走らせていると、薄暗かった空の切れ目から朝日が差し込み青空も見えてきました。
期待していなかった展望も楽しめると思いましたが、峠を越えたら再び霧雨が落ちてきました。
菩提峠の駐車場に到着すると周りは霧で真っ白、小雨も降ってきたので車中で準備をして出発します。
気温は17度、一気に秋のヒンヤリした空気に入れ替わりました。

今まで表尾根ではヒルを見たことがありませんでしたが、前回のユーシンでも初めて見かけたので
こんな濡れた道だと心配ですので、ヒル対策をして足元を何度もチェックしながら歩きましたが
一度も見かけることはありませんでした。この低い気温も影響しているのかもしれませんね。

霧雨の中、三ノ搭に到着。

















しっぽりと濡れてしまい、避難小屋で着替えて雨具を上下付けて霧雨の尾根歩きスタートです。
ジョウロウホトトギスの咲く頃は、だいたいこんな天気の日が多いのですが
稜線はヒンヤリとして風もあり、雨具を付けても汗ばむことがなく
秋の花を眺めながらノンビリ歩けました。











ウメバチソウが咲きはじめています。











知らないうちに登山道は整備されていて木道歩きが増えました。
いづれは蛭ヶ岳まで木道になるのだろうか・・・・


















ハンカイシオガマが点々と咲いています。











アキノギンリョウソウ












表尾根のブナ

堂平あたりとは少し姿が違う感じがします。











いつも途中から支尾根を渓へと降りて、花の咲いていそうな所を適当に登り返すのですが
今回は少し場所を変えてみました。チェーンスパイクを着けて慎重に下降します。

枝をつかみながら降りて行くと沢音が聞こえてきました。
今日は増水していて、アチコチの法面からも水が流れ落ちて、小さな小滝を作っています。
渓底は霧で薄暗く相変わらず霧雨も落ちていますが、見上げると黄色いジョウロウホトトギス
の花が点々と咲いているのが見えてきました。











































しばらく、ぼけ~っと眺めていました。

風が吹くと枝や葉に着いた雨粒が一気に落ちてきてくるので、カメラを濡らさないように
気を使いながら何枚かシャッターを切りました。

ここから渓を詰めて尾根に上がるのは難しい感じがしたので、もう少し渓を下りてみます。

最初の取り付きだけは厄介な感じですが登りやすそうな斜面がありました。
霧で霞んだ斜面を見上げると、途中の岩には点々とジョウロウホトトギスが咲いているのを確認できます。

雨で緩んでいるので慎重に・・・・・

































花付きが良いですね、イワシャジンも咲き初めていました。












斜面を登ると痩せ尾根になりトラバースしながら詰めていくと縦走路に出ました。
ほんとうは、もう少し周辺を探索する予定でしたが、足場も悪くこんな天気ですので、
今回はこれで終わりにしました。霧雨の中でしたが花を見ることができたので良かったです。

この後は表尾根を久しぶりに塔ノ岳へ・・・・・
と歩きはじめましたが、一向に天気は回復する兆しがないので、帰りたいモードに・・・・


帰りに三ノ搭の避難小屋にまた寄って、2度目の着替えをしてから
薄暗い中でお昼を食べて帰りました。












9月11日







コメント (4)
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