コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

芽吹きの里山へ ~ 戸倉三山

2020-04-08 18:07:35 | 登山

芽吹きの季節ですので、山桜やスミレの花でも見ながらノンビリ歩こうと思いました。
奥多摩の稜線は、まだ芽吹いていないでしょうから、少し標高を下げて久しぶりに戸倉三山に決めました。
かなり前になりますが、初めて市道山周辺を歩いた時、都心から近い山域なのに、幾重にも重なる山々や深い森を見て
想像していたよりも山深いことに驚いたことを覚えています。 
ただ最近は訪れる機会がなかったので、随分と久しぶりになります。

暗い時間から出てきたので、アクビしながらウグイスの囀りを聴いて歩きはじめます。
車から降りた服装のまま出かけられる良い季節になりました。
ヤマブキが見頃になっています。








最初は破線ルートから・・・・・・と歩き出したのは良かったのですが
思った以上に植林帯が荒れていて、プチ藪コギしながら何とか尾根に這い上がりました。
こんな時期に怪我をして病院に・・・・なんてことは避けなければならないので
この後は一般登山道をユルユル歩くことにしました。
樹々が芽吹き始めていて、見上げると良い天気です。



















山桜は丁度見頃でした。
真下から眺めるより距離を置いての方が良いですね。





















毎年この季節になると、山桜が点々と自生しているのがわかります。
まとまって群生しないのは森の多様性を保つ為なのでしょうか・・・・










植林帯に入ったり、自然林になったり・・・・














巻道は使わないで、眺めの良いピークを越えていくと、それなりに歩きごたえがあります。









シュンランには多く出会いました。










ミヤマエンレイソウにも出会った!









植林帯の斜面には、ナガバノスミレサイシンが多く咲いています。










エイザンスミレは少なく、ヒナスミレには一株も出会う事がありませんでした。
随分と偏った感じもしますが、すぐ隣の山には幾らでも咲いていたりするのは
里山の植物観察ではよくアルアルです。

その代わり、咲き初めのフモトスミレ、マキノスミレには多く会えました。










フモトスミレの葉はどれも斑入りでした。










マキノスミレ

落葉の中から目覚めて、何となく遠慮深げに咲く様子が良いですね。















立派な株にも出会えました。
















眺めの良い伐採地跡で早めのお昼。










今日はコンビニにも立ち寄らないように、早起きして🍙を2つ握ってきました。
このあたりの山は、公共の交通機関でも来られる、都心から比較的アクセスも良い山域ですが
誰にも会うことがありませんでした。電車、バスを利用して・・・・・の登山者は少なくなりそうです。
今日には非常事態宣言が出るとのことでしたので、しばらくは近場の山域を中心に
無理しないようノンビリと花でも見ながら楽しもうかと思っています。



4月7日























コメント (4)
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