コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

台風後の房総探索 ~ 4回目

2021-01-04 20:18:54 | 登山
天気が荒れそうでしたので帰省を控えた年末年始。

たまには家の片付けをしながらゴロゴロするのも良いかと思いましたが
南関東は天気が良かったので、3日はKさんと房総を探索してきました。
台風の被害から1年以上経ち、有志の方達で何とか整備された山もありますが
あまりに被害が甚大で入口から立ち入り禁止にしている場所、ほったらかし状態で
やがては廃道になりそうなルートなども多くあります。



毎回バリルートがメインですので、荒れている場所は当然そのままの状態ですが
森の中で目印になっていた樹は何処へやら・・・・景色まで変わっている所もあったり・・・・・
唯一の頼りはGPSの旗印だけです。












日当たりの良い場所ではスミレが咲きだし、オニシバリの花も見かけました。











ヤブ椿、アオキの赤い果実が目に止まります。












ナツエビネが無事かどうかを確認に、稜線から谷底めざして降りてみます。
最初はどう行けば降りられるのか右往左往でしたが、酷い倒木帯を過ぎて沢底に着くと
思っていたよりも沢の中は荒れていませんでした。

法面は苔や羊歯で覆われていて、冬でも緑が多いです。










ベニシュスランが隠れていました。












フライングのユリワサビ













薄暗い谷底を見ていくと・・・・・

よかった・・・・・・無事でなによりです。


















君も無事でしたか・・・・・・

















よく見ると小さな株も点々と育っています。

痩せ尾根と違って深い渓底は土砂が流れ込まない限り大丈夫そうです。

まずは一安心。

次は痩せ尾根の岩場へとチェーンスパイクを付けて急斜面をよじ登ります。

花の時期に行くにはそれなりの覚悟がいりますが、冬はアスレチックと少しのクライミングもありで
景色も開けて楽しいです。



















恐る恐る覗き込んで見ると・・・・























以前と変わらない様子・・・・・

樹に着生したムギランと違い、岩場が住まいなら安心のようです。

垂直の岩場の上部にだけずっと着生が見られます。
・・・・・・・手をおもいきり下ろして撮影しました。










よく見ると、崖の淵手前の苔の上にも点々と少しだけ着生していました。













とても可愛らしい小人みたいです。


今回は昭和の案内板などはバリルートがメインでしたので見かけませんでしたが
捨てられた懐かしいビンを見つけました。









コカコーラのホームサイズですね。
半分埋もれていました。私には子供の頃に親しんだ商品ですが
それでも50年くらい前になります。
半世紀前か・・・・・・



ナツエビネ、ムギランの無事を確認できたので、今日は少し早めに戻ります。

今年の正月休み、どこの高速道路も空いているようですが
アクアラインだけは例外で連日かなり渋滞しています。

今日は早めに帰りましたが、やはりプチ渋滞に巻き込まれました。
それでも良い汗をかいたし、家でゴロゴロしているより来て楽しかったです。








コメント (2)
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