コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

丹沢 ~ 早春の花探し

2021-03-12 18:09:08 | 登山

早春の花が咲きはじめる頃、以前は秩父方面にセツブンソウ、フクジュソウなどを探しながら歩いていましたが
最近は房総にスハマソウ、コセリバオウレンなどを探しながら見にいっています。

丹沢でもミスミソウやウスギオウレンが咲くことは知っていましたが
この時期の丹沢は山を歩くことが多く、一度も出会ったことが無かったので
今日はKさんと一緒に早春の丹沢へ花探しに行ってきました。

早春の花なら沢沿いが一番ですので、ユーシン渓谷周辺を探索すれば
たぶん出会うだろうと思いましたが、なんせ昨日に西黒尾根へ行ったばかりで
気力はあるのですが、体が重く足が前に進まない・・・・・(;一_一)

強く踏ん張ることができないので、トラバース、高巻きがなく、倒木などで荒れていなくて
なるべく高低差が少ない沢を・・・・・そんな所、あるかな~
取りあえず、まだ歩いたことがない沢沿いを選んで歩いてみました。


歩き始めると、路肩に・・・・ベニシュスラン。









沢沿いの樹々を見るとカヤランがいっぱい着生している。










繊細で綺麗なハコネシダ周辺をよく見ると・・・・
ここにもベニシュスランが点々と住んでいました。
















ベニシュスランはこの後も沢沿いの草地、杉林の中など数多く自生していました。

私とは違う目線で歩いていたKさんは、落ちていたカヤランを何本も見つけました。

















植生の良い沢沿いでしたら
ベニシュスラン、カヤランに出会うのは、よくアルアルのほうですが
次にKさんが拾った着生ランには・・・・ビックリ (@_@;)
















丹沢にもクモランが住んでいるんだ・・・・

神奈川県の植物誌を以前に見た記憶ですと、今現在確認できている自生地は極めて少ないとありました。
一昔前には洒水の滝周辺で確認されたというので、丹沢からの帰りに寄って、随分と捜してみましたが
見つけることはできませんでした。

沢沿いの杉林ですが、枝打ちされた樹の枝に住んでいたようです。
ここから見上げてもわかりませんが、きっとまだ住んでいると思います。





・-・-・-・-・-・-





ミツマタの花を見ながら沢沿いを進んで行きます。
















沢の流れを眺め花を探しながら歩くのは楽しいです。
ハナネコノメ、ムカゴネコノメなどを見ながら更に上流へ・・・・
















ミスミソウは沢沿いの苔の斜面に点々と咲いていました。
房総のスハマソウと同じような環境です。

















房総で見るスハマソウの花弁は5~6枚ですが、
ここのミスミソウの花弁の数は多く、繊細な感じがします。

ウスギオウレンは探したのですが見つかりませんでした。
八ヶ岳では、雪解けの季節によく見かける花ですが丹沢ですと数は少ない感じです。
4月にはユーシン渓谷へ行こうと思っていますが、キクザキイチゲが見頃でしたら
まだ花が残っているかもしれないので、また探してみようと思います。


3月10日



コメント (5)
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