コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

谷川岳 ~ 天神尾根から

2021-03-25 03:58:46 | 登山
緊急事態宣言がようやく解除されたので、谷川岳ロープウェイの平日の運行も再開されました。
今年の冬、天候に恵まれたらKさんと谷川岳へ一緒に行く約束をしていましたが
運行再開の時期も定まらないし、天候、体調など全てが◎というのは難しいかなと
半分諦めていましたが、寒気を伴う低気圧が去って嬉しいラストチャンスが巡ってきました。















白毛門~朝日岳を見ながら準備をして、9時30分出発。
朝は少し雲が掛かる天気でしたが、時間と共に雲は取れていきました。










これは良い天気になりそうです。12月~3月にかけての冬、私の休日に
上越も晴れという日が巡ってきたのは4日だけでした。
だいたい毎年それくらいです。今月は2週間前も晴れて西黒を登れたのでラッキーです。










若者から年配の登山者、ワンコも・・・・・みんな待ち望んでいたのでしょうね。
平日ですが、それなりに登山者が来ていました。コロナ禍の影響でしょうか
何人かのグループで来ている登山者は少なく、多くが単独行で
ワイワイ賑やかな声もなく、私的には静かで嬉しいです。
単独行、日帰り、ソロキャンプ、・・・・登山スタイルも少し変わっていくのでしょうね。















このあたりまで日曜日~月曜日にかけて一時的に雨になったようです。
キラキラ光る雨氷が見られました。







































一度雨が降った後に凍結したカリカリの斜面でしたので
アイゼンの効きが良く厳冬期の八ヶ岳のような感じで登りやすかったです。
ただトラバースの斜面は滑ったら止まらない感じなので慎重に通過しました。

肩の小屋に到着、山頂周辺の雲も取れて青空が広がりました。
小屋は真っ白にコーティングされています。
















気温はそれほど低くないと思いますが風が冷たいので
小屋の中に入って休憩します。山頂周辺はきっと混み合っていると思うので
いつもどうり静かな主稜方面を景色を眺めながら少し歩きます。
オーバーグローブを着けフードを被って出発。






































前日、前々日と吹き荒れて、稜線は氷の造形美でいっぱいです。
白いサンゴのようになった低木、いたる所に出来たてのエビのシッポ・・・・先の方も尖がっています。
Kさんはもちろん初めて見る景色ですが、私もこれほど綺麗な氷の稜線歩きは初めてだと思います。
きっと今日一日限定の景色でしょうね。明日にはエビのシッポも溶けて先が丸くなってしまうと思います。

途中の岩場のトラバースがアイゼンの前歯とピッケルを駆使しなければ通過できなかったので
ここで引き返すことにしました。少しの距離でしたが静かな景色を楽しめました。
















人がいなくなった山頂へ向かいます。

2週間前に登った西黒尾根、今日もトレースがありました。









トマの耳に到着。ほんとうに静かになりました。

今日は人の引きが早いです。
















オキの耳へ

















風も落ち着いてきたのでKさんは花の撮影のように何か写しています。











2時30分、そろそろ帰宅時間です。

見回すと、もう誰もいなくなりました。ノンビリ帰ります。

1人だけユックリ写真を撮っている方がいらっしゃいました。
小屋泊まりのyasubeさんです。 今日は貸し切りなんですね・・・・羨ましい~




・-・-・-・-・-・-




午後になっても稜線の雪は締っていたので、適当な斜面を歩いて帰ります。


























きっと今年最後の雪山になると思うので、何度も立ち止まって眺めていました。



















田尻尾根の分岐で休憩、ロープウェイの最終が4時30分ですので
10分前に到着すれば良いでしょう・・・・・逆算してまだ20分少々の余裕・・・・
持ってきたオレンジを食べながらゴロゴロ。














この時間が一番贅沢だったかも・・・


3月23日













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