コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

地藏岳 ~ ホウオウシャジン

2011-09-15 07:46:19 | インポート





一日ずっと長く歩きつづけて標高の高い山に登りたくなりました
以前から見たかった、南アルプスの鳳凰三山に咲く
ホウオウジャジンもまだ、咲いていると思い
地藏岳に行くことにしました。

10人中9人は、青木鉱泉からドンドコ沢コースを登り
中道コースを降りる周回のルートを選びますが
私は、御座石鉱泉からのピストンで行きます。
また~何で?・・・・まぁ~ 駐車料金750円を節約できるのも
ありますが、今回は、長くて静かな山道を、もくもくと歩きたい
ということで、このルートに決定!

しかし、ここにきて真夏のような暑さが戻り、辛いな~
沢ルートではないこのコース、水は、2?以上持っていきます。

道路は、御座石鉱泉の手前まで数百メートルが、結構悪路です
普通車は、ゆっくり行ったほうがいいです。
御座石鉱泉の手前には、無料の駐車場があり、トイレもありますが
私は、このコースを、ちょっとショートカットできる道
を知っていますので、すぐ手前の右側にある林道(完全舗装)
に入っていきます・・・林道御座石線
この道は、林道精進ヶ滝線につながっていて、国道20号に
抜けられることができます・・・(全ルート舗装)






地図で見ると、標高1064mの標示の所から、林道を登っていきます



Photo_11

以前は、赤いテープが巻いてあるのを目印に
森の中の踏み跡をたどったのですが、今回、来てみると
同じ所に立派な林道が出来ていました・・・太い矢印・・
ビックリ~です (@_@。 これならわかりやすいですね
少し手前の広い路肩に車を止めて出発、 AM6時30分








以前は、何もなかった林道の入口、ゲートがありました

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林道は、まっすぐ奥に延びています

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この林道、最後は登山道合流手前、100mで終わっていました
少し踏み跡をたどれば、ここに着きます。
石空川(いしうとろがわ)渓谷側がら来ました。

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ここから燕頭山まで、急登が続きます。
まだ7時前で涼しいのですが
登り始めると、すぐに汗が吹き出します
今回は、もくもくと登るのを楽しむというのも目的の一つです

初冬のヒンヤリした空気の中を登っている時は、いろいろ物思いに
ふけったり景色に足を止めたり・・・という感じですが
こう暑いと、思考回路が鈍くなり、本当にもくもくと登るだけという感じですね









秩父方面でしょうか だいぶ登りましたね けどまだまだです

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ザトウムシ、あっちこっちいますので、うっかり腰をおろすと
踏み潰してしまいそうになります

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トリカブト、サラシナショウマが見頃です
ミヤマウズラは、終わりですね

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この周辺の山は、花の時期にはよく訪れるお気に入りの山ですが
稜線まで登ったことはなく、今日が初めてです。
お気に入りの花達は、今年も咲いたのかな?

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うん 今年も咲いたようです。


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急登は、まだまだ続きます。


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崖地の法面に、ビランジの花? これはオオビランジでしょうか


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まだまだ、急登、つづきます。 汗、汗、(-_-;)


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やっとこさ燕頭山に着きました
3時間かかりましたね、笹原にツガやシラビソが点在した
広々した所にベンチが一つ


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木々には、サルオガセがいっぱい下がっています
霧も出てきて、深山の感じが出てきました


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少し休んで出発 この先は、山の北側を巻くように道が続いています
傾斜が緩んで、ホッとしました。


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北斜面の巻道は、コケが美しいです


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セリバシオガマ、針葉樹林の中が好きなようです



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ゴゼンタチバナの実


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湿った岩を見上げると、アッ こんなところにホウオウシャジンが・・・

ダイモンジソウと一緒に咲いていますが、ちょっとイワシャジンに

似ているな~  稜線意外の場所では、こんな感じなのかな?


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だいぶ登ってきました 天気も良さそうです


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ドンドコ沢の水音が聞こえてくると、鳳凰小屋が
見えてきます  今日ここまで、一人だけ女性の登山者とすれ違いました



M











もうひと頑張りです 頂上近くになると、白ザレの斜面になり
キックステップで登ります
しかしね~ここへ来て ガスが・・・・
なんにも見えませんです  (-_-;)


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足元に、咲残りのタカネビランジ


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コバノコゴメグサは、いっぱい咲いています。



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時々、オベリスクが霞んで見えます


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どうやら、稜線に着いたようです
ガスで何も見えないけど、ザックを下ろし休憩
ここまで、6時間15分でこられました
私的には、まずまずのコースタイム




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休んでいると、さすがに稜線は、風が冷たく
上着を来ます  さぁ~ ホウオウシャジン! 咲いているかな~
まずオベリスク周辺を見てみよう!




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咲いていますね ガスが濃くて最初は、よく
わかりませんでしたが、目が慣れてくると
アチコチの岩の隙間に咲いているのが
わかります




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稜線に咲く花は、色も濃くて、花数も多いですね

けど、ちょっと盛りを過ぎた感じですね




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オベリスクの真下から



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ホウオウシャジン、探す必要も無くオベリスク周辺の岩の隙間に
かなり多くの株を見ることができました



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花を観察しながら、歩き回っていると、だんだん
ガスが切れ始め、雄大な景色が少しだけ見えてきました


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オー、もう紅葉が、始まっているのですね

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観音岳方面


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天候が回復しはじめたので、つい長居してしまいました
もしかすると、素晴らしい夕焼けが見えるような・・・
見てみたいな~
後ろ髪引かれる思いで、帰ります
振り返ると、オベリスクが、行きとは違いクッキリ見えます


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思ったとうり、だんだん天気が良くなってきましたね
行きには、見ることができなかった
八ヶ岳、甲斐駒も少し見えてきました


Photo_46






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帰りは、飛ばして3時間半で降りてきました
何とか、明るいうちに戻ることができて良かったです

鳳凰小屋、昨日は20人くらい利用されたようです
テントはひと張り見かけました
これから紅葉の時期は、また賑わうことでしょうね
今回のルート、思ったより花が多く咲いていて
私には、楽しいコースでした


9月13日




































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表丹沢 ~ サガミジョウロウホトトギス 

2011-09-06 23:09:22 | インポート




台風が、ようやく遠ざかり
久しぶりに、乾いた秋の晴天を期待したのですが
朝、4時に目覚めると、本降りの雨
ア~ モ~ 出かける意欲を削がれて二度ね・・(-_-)゜zzz…

7時過ぎにまた,起き出してパソコンで、雨雲の様子を見ると
午後は、少し回復して、本降りの雨も今日は降らなそうです
丹沢でしたら、今からゆっくり、用意して出かけても
日が暮れる頃には、降りてこれられそうなので、再び出かけることに・・

丁度、丹沢の表尾根には、サガミジョウロウホトトギスも
咲き始めているだろう
昨年は、まだ蕾みでしたので、楽しみです。


菩提峠の駐車場には、意外と早く付きました。
しかし、小雨が額を濡らします。
空も暗く、大山が一瞬だけ見えました。
準備して、10時30分出発





視界10~20m 完全に低い雲の中ですね

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三ノ塔に到着、鈍った体には、キツイ登りだ
やはり、真っ白、何も見えませんです。

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足元にホトトギスの花

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 花を観察するには、こんな天気の方が写真写りも良いし
人も、ほとんど見かけないので、ゆっくり観察することが出来て
いいかな~ と前向きに考えることにします。

雨は、ようやく止みました
ここから、真っ白の表尾根、のんびり歩くことにします~まあ、いつも
ゆっくりですけど・・・







 



           







サガミジョウロウホトトギス 丁度 見頃でした



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同じような環境に咲く、イワギボウシ
花は、もう終わりかけです


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ゆっくり、まわりに目をやりながら歩いていると
すぐ脇に、何気なく咲いている株を見つけたりします

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尾根沿いには、秋の花も咲き始めています

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オクモミジハグマ、丹沢では、少数派です

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アッ! 霧の中に、うっすらピンクの花が・・

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ビランジですね! 初めて見ました
この花、私の植物図鑑には、のっていなくて、この花の存在を
知りませんでしたが
ネットで、丹沢の沢登りのレポを見たとき、この花の存在を知り
いつか見ることができれば・・・と思っていました




霧が一段と濃くなり、雲の中を歩いている感じ・・
やせ尾根は、要注意です

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書策小屋のあった所です
すっかり更地になり、秋の虫が鳴いています

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ここに来ると、どうしても セドノ沢の花の様子が気になります
塔ノ岳はやめて、書策新道を下り、沢に降りてみることに・・・

書策新道、少し荒れてきた感じです、ススキや枝など刈払いされて
いないので廃道へと一歩進んだ感じです
半分くらい下った頃、下からゴーゴーとすごい沢音が聞こえてきました
これは、どう考えても渡渉は無理そうです
諦めて尾根に戻りることに・・・
疲れたな~しかも泥だらけに・・・行かなければよかったな~
花のことばかり気になり、危険なことを忘れてしまい反省 (_ _ )/










時間も遅くなり、今日はここで戻ることにします
最後にもう一度、サガミを見て帰ります



Photo_10








名花ですね、霧の中で幻想的です



Photo_11



今年は、開花が、早めでしょうか、ここ数日の雨で
傷んだ花も見かけます
今週末頃までが、丁度良さそうですね







9月 6日
































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精進口登山道三合目 ~ 幸助山

2011-09-01 22:42:41 | インポート





午後からは、富士天神スキー場脇から鳴沢林道に入り
天神峠に車を止めておきます。
5~6台位は、駐車できそうです。
ここは、富士山の精進口登山道の一合目にあたります。



丁度、キノコ狩りに来ていた方が、帰るしたくを
していらっしゃったので、今日の収穫を見せていただきました。


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ショウゲンジにタマゴタケですね、これは、なかなか通の方ですね
私も、花を探していると、ときどき見つけるのですが
写真だけ採って、食べることはしません
けど、タマゴタケだけは、興味がありますね

子供の頃、篭にイッパイの松茸を親戚の裏山でとってきて
親に、大喜びされたことを思い出します。







まず今日は、三合目まで、精進口登山道を行きます
ブラブラ歩いても、一時間位で二合目に着きます

二合目も、舗装された富士林道が、横切っています。




ここにも車を止めるスペースが、数台あります。
ここに車を止めて、山頂までピストンすることも
できないことは、ないでしょうが、私にはちょっと無理そうです。
標高差は、2200~2300メートル位かな
反対側、御殿場口の大石茶屋と同じ位ですが
距離は、こちらの方が、長いです。





天神峠あたりまでは、ミヤマウズラが咲いていますが
二合目からは、ヒメミヤマウズラに変わってきました


Photo_2





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ミヤマウズラより、一回り小さく葉っぱに美しい
網目模様があります。
こちらの方が、気品がある感じ・・・






三合目までは、ブナ林があったり
氷穴もあり退屈しません、花を探したりしながら、ゆるゆると
登って行きます。






三合目の少し手前で、スバルラインの下を
くぐります。

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すぐに、三合目バス停があります。

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現在位置は、ここですね

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この先、三合目からは右の破線、林道御庭線に入っていきます。





だだっ広い、三合目に到着

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三合目を右へ、林道御庭線に入ります





シャクナゲが、多いですね、この周辺の森は、シラビソ、コメツガ
が多く、林床は、コケが美しいです。

Photo_2





  

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今日の午後は、富士山の三合目付近にある幸助山で
トラキチランを探そうと思っています。

御庭線は、スバルラインに沿って伸びています
幸助山は、一度、林道を外れ、スバルラインを横断して
取り付くのですが、これが、なかなか、うまくいきません
適当に、スバルラインの方に降ると、高い法面の上に出てしまい
結局、少し手前からでないと、スバルラインを横断できませんでした。





Photo_4

スバルラインを渡ります




ここで、時計を見ると、3時半・・・

ちょっと、道草し過ぎましたね (;´ρ`)

このまま行くと、帰り日が暮れてしまいます 今回は

ここで、撤退ですね

トラキチランは、また来年の楽しみとします。





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トラキチラン ( 八ヶ岳 2007年 9月 2日 )







道草の一番の責任者 ミヤマモジズリ


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可愛らしい、ピンクの花ですので、道草も、しょうがないです

Photo_7





森の中では、いろんなキノコも見ました

Photo_8








帰りは、来た道を戻ります

Photo_9


この精進口登山道は、まっすぐな道が続くことが多く
道に迷うようなことはないのですが、薄暗くなってからは
あまり、歩きたい道ではありませんね

行きの二合目あたりで、前方から、今日初めて登山者が下ってくるな~
と確認したのですが、全くすれ違うことなく
行ってしまいました ((((;゜Д゜))))

きっと、キノコ狩りの人だったのでしょうね、途中から脇道に
入っていったのだと思います。

人気のある富士山ですが、登山者とは、3人だけしか会いませんでした
やはり、ここから登る人は、少ないのですね










8月 30日





























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