気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

太極拳大会 & ラッシーーママさんのお見舞 & 1月の芝居

2017-01-30 21:48:40 | 芝居

  1月29日(日曜日)は町田で太極拳大会。

 

 この日のために丸2年かけて簡化24式と言う型を、覚えた。

11月に受けた検定とは種目が違う。

検定の時はお互いが見えないように演じるので、忘れてはいけないというストレスが大きかったが、

今回は、全員がそろって演じることに美しさを見出すタイプ。

周囲と動きが同じなので、カンニングOK(笑)

4支部合同で演じたのだけれど、私たちは新しいピンクの衣装を作りこの日を迎えた。

 

やっと終わった~。

10、11月は検定の特訓、12月1月は太極拳大会の特訓だったので、これで4か月間の太極拳漬けの日々は終了。

2年前に初めて簡化24式の型を見たときは難しそう、絶対出来ないと思っていたけれど、上々の出来でホッとした。

個人演技とは違い、動きが揃った時の充実感がなんとも言えない。

 

ホッとし疲れが出たのか、次の日は軽い風邪気味で、全く動けなかった。

       

       

       ピタッと揃えるのは難しいね~。

 

 ラッシーママさんのお見舞い 

       

足指の手術のためラッシーママさんが入院。

 

だんだんさんが提案して下さって、nao♪さんと三人でお見舞いに行った。

「元気なのでお見舞いはいらない、お喋りに来るなら大歓迎」と言われ、ラッシーママさんらしいなぁと思った。

では遠慮せずにお喋りに行きましょう。

こぶ茶を飲み、お煎餅と甘納豆、どら焼きをつまみながらの2時間半、休憩室でお喋り。

賑やかでまわりの人たちが呆れていると思いきや、私たちに温かい視線を注いでくださる方が何人もいた。

きっと、折り紙教室のお弟子さん達なのでしょう。(ラッシーさんは病院内で折り紙を教えているのです!)

最後に手術後の車椅子の方に携帯を渡し、写真を撮ってもらった。

ラッシーママさんが明るくサラッと渡したので、車椅子の方も少し微笑んでらした。

 

  1月の芝居

 1月は歌舞伎の季節、例年この時期は芝居の数が多くなってしまう。

 

1月5日

最近見た歌舞伎の中で出色の出来。面白かった。

この物語は江戸時代初期に起きた筑前黒田家のお家騒動などを題材にしており、

昔から上演されてきた。(最後は昭和52年の上演)

今回、原作の面白さを生かしながら、新たに台本を作成した。

前評判が高かった。

 

蜘蛛の妖術を使う若菜姫(菊之助)、花形の鏡を巡って対峙する豊後之助・秋作父子(菊五郎、松緑)。

変貌自在の若菜姫の変身、化け猫退治の大立ち回り、客席上を斜めに飛ぶ「筋交い」の宙乗り、などなど

見どころ満載、拍手喝采の大娯楽大衆芝居。

菊之助の美しさは際立ち、切れのいい立ち廻りも、宙乗りも惚れ惚れする。

菊之助の昨年1月同じく国立劇場の「子狐礼三」、 鳥居の上での美しい立ち廻りは忘れられない。

菊之助は今最も勢いがあり、実力のある歌舞伎役者の一人だ。

来年1月も音羽屋の力の入った演目かしら。

今から楽しみだ。

 

 

 1月6日

  

新春浅草歌舞伎は松也が中心メンバーとなり、若手を率いて3年目。

昼の部に行ったので、演目は巳之助、壱太郎の「傾城反魂香」と、

源九郎狐・松也、静御前・壱太郎の「吉野山」。

毎年中学の同級生と着物を着て出かける。

「お正月はやっぱりイケメンを見て、浅草の賑わいを堪能しなくちゃね」 同感!!

 

 

1月11日

第2次世界大戦の時にロシア軍の兵士が脱走し41年間も豚小屋に隠れていたと言う事実に刺激されて

書かれた戯曲。

演出が栗山民也で、北村有起哉、田畑智子も好きだし見ようかどうしようか迷っていた作品。

でも暗そうだな~と止めていたら、チケットが安く手に入った。

 

 自由を希求する心情を、北村有起哉が魂を込めて表現、田畑智子が妻の役で時には叱り、なだめ、支える。

泣き、叫び、落胆し、八つ当たりし、孤独と絶望と恐怖に打ちひしがれる生活。

豚小屋に隠れて30年過ぎ、最後にあがくのを止め、警察に出頭する決意をする。

暗い話だけれど、二人で小屋を出ていくラストは 新しい希望の世界に出ていくようで、とても明るかった。

驚いたのは 北村有起哉の肉体、上半身裸になる場面があるのだが、

閉じ込められた人間特有の、鍛えられていない、少し緩んだような痩せた肉体をさらしていた。

役柄に合わせて鍛えた肉体を作るケースは聞くが、筋肉を落とすケースもあるのですね。

役者はここまでストイックに肉体を作るのかと びっくりした。

さすが名優・北村和夫の息子だと思った。

 

 

1月14日

ピアノの久本裕子さんのお母様からチケットを買った。

音楽に疎いので、全く知らなかったのだけれど、久本さんはモーツァルトで有名なピアニストであった。

30分の演奏を見事に弾きこなしていた。

そのほかバレエあり、歌ありで、盛りだくさんで、新年らしく楽しいコンサートだった。

 

 

                                1月22日

           

           高校の同級生と行った。

           以前平成中村座で二人で歌舞伎研修会を見たことがある。

           普段なら出演できない垣根の高い演目を若手がすべて演じる。

           平成中村座の時は弥十郎が指導し、熱意のあまり、終演後は泣いていた。

           今は亡き勘三郎が司会し、演者や指導者にインタビューをしていた。

           演じる方も指導する側も熱のこもった舞台であり、感動したのを覚えている。

 

           今回も指導者や演者の感想を聞けると思ったが、ナシ。残念だった。

           大喜利で有名役者がクイズを出しただけで終わった。

           菊五郎、松緑、時蔵、菊之助が大喜利に出演するなら、もう少し工夫が欲しかった。

 

1月23日

月1回の集まり「歌舞伎会」の仲間と積み立てし、年1回良い席で歌舞伎を楽しむ。

今年は夜の部・中央の前から5番目の席。最高です!!

最近は通し狂言の方が好きになったけれど、歌舞伎座の盛りだくさんな演目も魅力。

今回のお楽しみは染五郎主演の「松浦の太鼓」。

吉良邸の隣の大名が、討ち入りを今か今かと楽しみにしている話。

なかなか討ち入りが行われず、イライラしている。

 

 吉右衛門の当たり役で、私も2回見たが、今回松浦の殿様は染五郎が演じた。

思った以上に軽妙で 焦れて周囲に当たり散らす様子は愛嬌にあふれていた。

最後は懐が深い大名に戻りメデタシメデタシ。

染五郎、若手と思ってきたが、もう立派な中堅で上手。

見るたびに力量が増しているように見える。

             

 

 一昨日からアレルギーで、鼻水が止まらず、声もガサガサしています。

今年は花粉症が早いようです。

 

 

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12月の舞台

2017-01-30 17:44:09 | 芝居

 書きそびれていた12月の舞台を簡単に。

このブログは適当にスルーしてくださいね。

 

評判を聞き急いでチケットを取ったり、友人が行かれなくなったのを頂いたり、

お誘いがあったりで、贅沢にも沢山見ることが出来た。

 

12月4日

3か月にわたって全段通しで上演され、普段めったに見られない段も上演された。

12月は最後の討ち入りの場面。

夫と娘の3人で見に行った。

配役も豪華で加古川本蔵が幸四郎、大星由良之助が梅玉、松緑も出たが、立ち廻りのみのチョイ役?(贅沢なこと!)

通しで見ると、仮名手本忠臣蔵は実によくできている。

格式の高い場面、踊りあり、世話物あり、桜が咲き、雪の討ち入りがあり、静かな場面も立ち回りもある。

観客を飽きさせない工夫が随所にある。

日本人の判官贔屓の心情に訴えた名作であることを改めて感じた。

    

                        12月9日

         

         友人が行けなくなって頂いた。千住真理子さんのストラディバリウスの演奏は

         音楽素人の私でも素晴らしい~と感じた。

         オペラグラスで見ると、力強い演奏の度に、腕の筋肉が盛り上がって見えた。

         島田歌穂さんの生の歌を聴くのはレ・ミゼラブル以来。

         圧倒的な迫力がある。

 

12月16日

夫が忠臣蔵の文楽を見に行き、素晴らしいを連発。

ネットの「チケット譲ります」のサイトで手に入れ、行ってきた。

歌舞伎とは表現も 力を入れる場面も違うが、

ねっとりと、しっとりと登場人物の内部に食い込む表現に凄さを感じた。

            

           12月16日 

        八王子にて バレエ団シャンブルウェストの第78回定期公演

       「くるみ割り人形」

        踊りを続けている友人と行った。

        衣装もセットも豪華、登場人物も多くて華やか。楽しんだ。

 

12月24日

中村獅童が、オオカミのガブ、松也が山羊のメイ。

食べる側と食べられる側の危険さをはらみながらも、ひかれあう二人(2匹というべきですね)

絵本の世界を新作歌舞伎に取り入れた。

土曜日昼の部のため、子供たちの姿もちらほら見かけた。

きっと絵本のファンなんでしょうね。

 

思いがけず良い舞台で、普段獅童の歌舞伎は好きではないのだが、

愛嬌のある演技でのびのびしていた。

獅童は歌舞伎より現代劇の方が向くのかな。

オオカミと羊の世界なので、衣装の変化が乏しかったのが残念。

伝統的な歌舞伎は着ている衣装を見るだけでどの役柄かわかるが、

この歌舞伎は黒っぽいオオカミと白い山羊ぐらいの差で、目の悪い私にはそれぞれの役柄を見分け難かった。

歌舞伎においての衣装の大事さを改めて感じた。

 

 

                                   12月25日

             

            電車の中の電子案内板でも、4月9日フィナーレと出ている。

            劇団四季は数年に一度しか見ないが、終わりと聞いて行く気になった。

            たまたまC席が取れた。なんと8か月前にゲット。

            舞台装置に興味があったが、ワイヤー多用で水の中を上下する様子を表現、

            最後はハッピーエンド。

            明るくて楽しい舞台だった。

 

 しばらく舞台の感想を書いていなかったが、原因の一つに、タイトルと出演者の名前が漢字変換しにくく、

内容を書く前に疲れてしまっていた。

今回から案内チラシを大きくし、劇場や出演者は書かないようにしたらとっても楽。

次回からこの方式でいきます

 

 

 

 

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