後2日もすれば、ブログには豪華なお正月料理が並ぶことでしょう。
でも今日は真反対の始末料理のお話です。
始末料理なんて言葉があるのかしら?
今ある材料を捨てずに何とかしようと言う気持ちの現れですね。
大掃除で引き出しの片隅から数年前の沖縄の黒砂糖1㎏が封も切らずに出てきたのが始まり。
私は豆かんが大好きで、赤えんどう豆を煮て、寒天を溶かし型に入れ、黒砂糖から黒蜜を作り、
一人でニコニコと食べます(ほかの家族は豆かんに燃えないので、敢えて勧めません)
でも、このところ黒蜜も作っていないわ。味は変っていないし、さてどうしよう?
使い道ありました~ 大根の佃煮。
だんだんさんが作り方を公開、その後ラッシーママさんが美味しいと何回もブログで取り上げ、
瞬く間にブログ上で広まったあの佃煮です。
コクのある黒砂糖を使ったので、美味しく出来上がりました。
さて大根を使うと残るのは葉っぱ。
正月用にカブの甘酢漬も作ったので、大根とカブの葉をゴマ油で炒めた箸休めも追加。
この黒ゴマは福島の従姉妹が送ってくれたもの。炒るのが面倒で、そのままにしていた物。
更に、今日の夕飯はブリ大根。佃煮の汁に醤油を加え、煮るだけなので簡単。
最後は
簡単林檎ケーキ。
ホットケーキの素が半分冷蔵庫にあったので、リンゴをバターと砂糖で煮て、ケーキ型に入れ、
上からホットケーキミックスを入れて焼いたもの。
写真はよく映っていないけど、素朴でそれなりに美味しく、夫とお茶しました。
そうそう、夫は今スズメに夢中。毎朝、小さく刻んだパンの耳を庭に撒いています。
30分後には20羽程のスズメが来て、あっと言う間に食べていきます。
今日は、これも引き出しから見つけたパンミックスで手作り?パンを焼いたので、そのパンを蒔きました。
でも一羽だけやってきてチョチョッとついばむと 他のスズメを呼ぶことなくすぐに去ってしまいました。
手作りパンはスズメのお口には合わないようでした。
こんな事が出来るのも例年より閑なんでしょうね。今日は買い物と始末料理で終わりました。
12月の歌舞伎
12月5日 国立劇場にて吉右衛門の石川五右衛門の通し狂言。
やはり、吉右衛門いいわ~。悪い奴を演じても品がある。
12月18日 歌舞伎座にて夜の部、玉三郎の阿古屋を夫と見に行く。
阿古屋は平家の武将景清の愛人。景清の行方を突き止めようと敵方の武将が阿古屋を尋問し、
琴、三味線、胡弓を弾かせることで阿古屋の心の内を推し測ろうとする。
演奏しながら、阿古屋の微細な心情を表現する難しさで、戦後この役ができるのは、亡くなった歌右衛門と
玉三郎だけと言われている。
数年前に一度見ており、今回は2回目。
筋は知っているので、ただただ玉三郎の華やかな衣装と演奏しながらの演技を楽しんだ。
久々に1等席で。花道に玉三郎が出てくると豪華な衣装なのに、そこだけが静まり返って見える。
出てくるだけで劇場の空気を一瞬にして変えてしまう力は凄いの一言。
尚、この阿古屋はAプロとBプロの分かれており、Aプロは玉三郎、Bプロは梅枝と児太郎が阿古屋を務める。
後進に難しい芸を伝えて行こうという玉三郎の気迫が感じられる。
今年もあと残り2日です。
ブログを読んで下さって有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。