暑いですね。
外に出るたびに軽い熱中症になっています。
7月9日は小平霊園にお墓参り。
入口付近の緑は高原の緑を連想させ美しい。
けれど短時間の草むしりであっという間に身体がほてってきた。
これが一回目の(多分)熱中症。
そして昨日一昨日は市内循環バスで趣味のサークルへ。
たいして歩いていないのに帰宅してエアコンに当たり、水分を取っても
暑さが治まらない。これが(多分)2,3回目の熱中症。
今は体中あせもだらけ。
地獄の暑さから逃れるすべはないのかも。
ダウンしない様気をつけなくちゃ。
昨日は八王子で39度を記録。我が市は37度。
それに反し、ここ数日、主に北九州や北陸がに豪雨のため大災害。
映像で見る土石流の、岩も木も押し流す力に自然の破壊力の凄さを感じた。
各地の豪雨や猛暑、日本の気候はどうなっているのかと思う。
災害に遭われた方は本当にお気の毒です。
生活の立て直しが一刻も早く出来ますように。
映画・ミッドナイトスワン
2020年の映画。
主演の草彅剛がその年の日本アカデミー最優秀男優賞を撮った作品。
トランスジェンダーの凪沙(草彅剛)は、親に虐待されていた親戚の女の子を預かる。
凪沙はお金目当てなので素っ気ない対応、中学生の女の子も殻に閉じこもり
誰とも口をきかない。
はぐれ者同士が、女の子がバレーに興味を持ち始めた事により、
次第に心を開いていく。
LGBTの話だけれど、凪沙の心の内と感情の流れが見ている者すべて理解できる。
印象に残る場面が多すぎて書ききれない。
草彅剛君名演。
特にバレーの先生から「お母さん」と普通に呼ばれた時の嬉しそうな顔。
今迄の寂しげな表情から一転し、願ってもかなわなかった「お母さん」になれた喜びが体中から溢れていた。
女の子の伸びやかなバレー姿が素晴らしく、
逆境をはねのけて成長していく姿に未来を感じた。
浮ついたところのない、しみじみとした良い映画だった。
.primeビデオで500円支払い見たのだけれど、後にネットフリックスで
無料で見られるのに気が付いた。残念!
でも見たかった映画なので、まぁ良しです。
6月24日 素劇・楢山節考 深沢七郎原作 劇団1980 福生市民会館にて
三多摩演劇を見る会の定期鑑賞会
全く知らない劇団であり、素劇というのもよくわからなかったが、
観劇後は感動の熱が暫し治まらなかった。
緒形拳主演、今村昌平のカンヌでグランプリをとった映画が有名だが
私は見ていない。
信州のある村では米も取れず、食料も少なく、口減らしのため70歳になった老人は山に行く。
主人公おりんは69歳、来年70歳となるので山に行く準備をする。
リアルな舞台装置も衣装もメイクも一切なし、役者は紺色の作務衣の様なものを着て演じる。装置はいくつもの黒い箱のみ。
それが観客の想像力を刺激し、物語に引き込まれていく。
主人公はリアルな老人でなく、比較的若い方が演じる。
それにより陰惨な話が一歩引いた視点で、客観的に語られる。
テンポよく、饒舌な所がなく、完成された演劇を見た気分。
緻密な稽古の積み重ねを感じた。
所々に入る民謡風の歌が心地よかった。