気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

11月のお出かけ・1 埼玉県立近代美術館・紅葉見物

2020-12-05 01:31:09 | 展覧会
 12月2日 コロナ感染者数533人、水曜木曜と500人越え、金曜449人。
 
第3波の嵐が止まらないですね。
 
 この嵐に怯え、12月、1月は歌舞伎も芝居も全く予約していません。
 
でも11月は、刻々と増えていく患者数を横目で見ながら、少人数で友人と会ったり、
 
歌舞伎、相撲、寄席とつかの間の息抜きを楽しみました。
 
そんな11月の報告です。
 
 
11月初旬 埼玉県立近代美術館「MODE SUWARU…今日みられる椅子」展へ
 


 
埼玉県立近代美術館所蔵の椅子の展覧会。木立の多い公園内にある静かな美術館。

ひさびさに行く椅子の展覧会。なんと無料でした。
 
 

椅子ってワクワクしませんか?
 
この椅子に腰かけたらどんな気分になるのだろう?
 
どこに置けば素敵なのかしら?
 
アームの曲線、背もたれの角度、座りよいか座りにくいのか?
 
お値段は?
 
この椅子はあそこに置いてあったなぁ~。
 
思い出もあり、感想が次々浮かびます。
 
空間を引き締め、なおかつ実用品である椅子に夢を抱いています。
 
ワクワクする椅子の展覧会、一人で あっちこっちをウロウロ、大いに楽しみました。

剱持勇 「ホームベンチ」デザイン1964年 
 
東京オリンピックと新幹線開業に合わせて作られた椅子。
 
今でもJRの駅で使用されているベンチの原型。
 
見た事のあるベンチですね。

イームズ「プラスティックアームチェア」1948年から

背と座面が一体化したシェル構造の椅子。 第2次世界大戦後の需要の高まりにこたえ、低コストで量産可能。
 
イームズはミッドセンチュリーと呼ばれる時代を代表的するデザイナ~。

アルヴァ・アアルト「パイミオチェア」製品化1932年
 
自身が設計したフィンランドのサナトリウムために作った椅子。
 
フィンランド旅行でアアルトの自邸に行きアアルトの世界を堪能してきたが、
 
自邸には無く、美術館でオリジナルを見てきた。

テルイェ・エクストレム 「エクストレム」
 
製品化1984年。スチールパイプにポリウレタンフォームを巻き、布張り。
 
座ってみたいですね。比較的新しいのに、椅子の展覧会には必ず登場する椅子。


マッキントッシュ 「ハイバックチェア」製品化1973年
 
設計を依頼されたヒルハウスと呼ばれる住宅の寝室に置かれた。

リートフェルト 「ジグザグチェア」製品化1935年
 
この椅子持ってます。
 
昔お客様の家に伺った時に「どうぞお座りになって」とこの椅子を勧められた。
 
エッ!!座って大丈夫なの?
 
本でこの椅子を知っていたが、まさか普通のお宅にあるなんて!!
 
それも普通にダイニングで使っているなんて!!
 
カルチャーショックだった。
 
この椅子に座る時のドキドキする高揚感、
 
家具なのに、座るだけで非日常の世界を体験できる驚き!
 
名作椅子って鑑賞するものではなく、実用品なのだと改めて思った。
 
その後アクタスで何周年記念かで売り出し、6か月待って手に入れた。

同じくリートフェルトの「レッド&ブルー」製品化1956年(塗装は1923年ごろから)
 
ご主人がこの椅子を持っていて「はげているから塗り替えちゃおうかしら」とおっしゃる奥様がいらっしゃいました。
 
「とんでもない!この色だから価値があるのです!!剥げ具合も価値の内です!!」と思わず強調。
 
多少柔らかめに言いましたが、ダメダメ、そんなことしちゃダメ!
 
ブラック&ピンク、グリーン&イエロー等に塗られたレッド&ブルーの椅子なんて見たくない!

会場はこんな感じ。

アーヴィング・ハーパー&ジョージ・ネルソン 「マシュマロ・ソファ」製品化1956年
 
欲しいなぁと思っていたソファ。確かIDEEで売っていたような。
 
家にも入るサイズだし・・・でも毎日見ていると飽きるかな、なんて考えていた。
 
ま、お高くて手が出ないのだけれど。

柳宗理 「バタフライ・スツール」製品化1956年
 
これも持ってます。
 
デパートを退職する時に、組合から貰った慰労金?で記念に買った。

広い玄関のタタキに置くといいなぁと思うのですが、我が家の玄関は狭い!
 
でもとても座り心地の良い椅子。適度にしなり、柔らかなすわり心地。

この美術館、絵画もあります。ゴッホやピカソもあるのですが、
 
これはジュール・パスキン「眠る裸女」
 
柔らかな色彩と穏やかな雰囲気に惹かれます。
 
天気も良く一人でブラブラ。コロナだし、ランチはポカポカ日の当たるベンチでお弁当を食べました。
 
 
紅葉見物

 
11月22日、国立劇場の寄席に行く日。
 
陽気が良いので絵画館前のイチョウ並木を散策しながら1時間ほど歩き、劇場に向かった。

あと数日で見頃。人出は例年より少ない気がした。


11月26日 夫と散策がてら紅葉見物

昭和記念公園のイチョウ並木はもう散りぎわ。
 
入り口まで行って、中に入らず。
 
日本庭園が1000円の入場料を取る事になっていて、ビックリ。
 
今までは紅葉に時期も無料だったのに。
 
コロナで混雑を避けるためかしら?それにしてもいきなり1000円は高いですね。


電車に乗って殿ヶ谷戸公園へ。
 

人も少なく池のほとりで一休み。

コロナと言えども紅葉が見られたのはラッキーでした。
 
 
コメント (6)
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