その日、出勤前の慌ただしい時間にテレビを付けたら、信じられない光景が広がっていた。
でも死者はまだ数名との報告であり、大きな地震があったとの自覚はありながらも、まさかあれほどの大震災だったとは知る由もなかった。
帰宅後テレビはこの世のものとは思われぬ大惨事を告げていた。
地震で倒壊した建物に迫る炎。あの中にはまだ生きている方もいるのではないかと思うといたたまれない気持ちでいっぱいだった。
阪神大震災から30年。
阪神からは遠く離れた地にいてもまざまざとあの日を思い出す。
ましてや、災害に遭われた方にとってはいまだ生々しい記憶だろう。
大切な方を亡くされた方、自宅をや日常の生活を失った方、心の傷を負われた方、30年たっても癒えるものではない。
阪神大震災の被害に遭われた方全てに哀悼の意を捧げます。
☆☆☆☆☆☆
話を変えて、我が家の防災対策です。
私の防災参考書
倒壊した家
同じ地域で倒壊した家と倒壊していない家が混在
200ページ全て、こんな具合に被害に遭った家の写真が載っている。
この本から学んだのはいかにあっけなく家がつぶれてしまうかという事。
阪神大震災では17万棟以上の家屋が倒壊した。ビルやマンション中高層の団地なども含まれるが、大部分は木造の一戸建て、長屋。
あとがきで潰れた家と潰れなかった家の条件を簡単に解説している。
倒れた家
① 老朽家屋
② 欠陥住宅
③ 設計の欠陥…耐力壁が少ない
④ 増改築の欠陥…柱が少なくなったり、接合部が弱い
⑤ 一階が駐車場や店舗の家
他にも様々な要因があると思われる。
倒れなかった家
① 壁の量が多く、屋根の軽い家…プレハブ住宅は構造用合板を壁に使用しているので耐力壁の量が多く、丈夫だった。
② 改造、修理した家…柱補強、屋根を軽量に
私はこの本から学んで自宅を少し補強した。
ほとんど真四角なので家の四隅に、基礎(コンクリート部分)と土台(基礎の上に横に渡す角材)を強固に緊結する金具を取り付けた。
基礎の上にある土台が地震で浮き上がり家が倒壊するのを防ぐ。
最近の家は基礎と土台の緊結金具の強度が法律で定められ、安心だが我が家は築45年。
外側から補強するしかないと考えた。
どれだけ効果があるか地震があった時しかわからないが、周りの家がしっかり建っているのに、
我が家だけが潰れるのは嫌だと思った。
さてほかの防災準備は
水2リットル6本×4=24本
防災トイレ50回分×2=100回分
防災リュックの中身は メガネ、エコバック、紙パンツ、ダウンジャケット、
トイレットペーパー、傘、非常用飲料水袋、アルミブランケット、
ティッシュ、トイレタブレット、軍手、手回し式懐中電灯・ラジオ、お金(千円札10枚、100円玉30枚)
お金は5万円ほど入れておいたが、つい使ってしまった。
数年ぶりに点検したが防災リュックは1年に1回ぐらいは点検しないといけませんね。
このほか非常用食料を少し確保している。
備えあれば患いなしと言うが、地震の場合は何がどうなるか全くわからず、果たして準備したものが役に立つかわからない。
単なる気休めだとも思う。
大災害が起きませんように。
私たちはたとえ命を失っても諦めるけれど、若い人たちに不憫な思いをさせたくありませんね。
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