教義 <7>
諸法無我
人間は、しらずしらずの間に
自分自身の現存在を通じて、
幼い時から成長して現在にいたるまで
肉体や精神の成長変化を認めながら
そこに 自分 と呼ぶ実体的「我」を想定し
成長変化してきた 自分 そのものをつかまえて
自分は自分 であると考える
しかし、諸法無我はそれこそが
我執であるとして退け
変化をその変化のままに
変化そのものこそ 自分 なのだと説くのである
この意味で、諸法無我は
自己としてそこにあるのではなく
つねに一切の力の中に 関係そのもの として
生かされていると教える !!!