人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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仏教  【22】

2015年02月15日 00時02分39秒 | 日記

  教義  <9>

輪廻

仏教において輪廻は重要な教義であり、

輪廻を苦と捉え、輪廻から解脱することを目的とする


仏教では輪廻を主体となるべき「我」、

永遠不変の魂は想定しない


無我でなければ

輪廻転生は成り立たないというのが仏教の立場である

輪廻に主体(我 ・ アートマン)を想定した場合

それは結局、常住論か断滅論に陥る


なぜなら主体「我」が存在するなら

それは恒常か無常のどちらかである


恒常であるなら「我」が消滅することはありえず

永久に輪廻を続けることになり


無常であるなら

「我」がいずれ滅びてなくなるので

輪廻は成立しない


このため主体を否定する無我の立場によって

輪廻を合理的に説明が出来るという !!!

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