ニライカナイ <2>
ニライカナイは「ニライ」「カナイ」の2文節にわけられ
ニライは根の方という意味と
考える説(伊波普猷説「あまみや考」)が有力である
カナイの解釈には沖縄語に多い韻をとるための
無意味な言葉とする説(伊波説)や
「彼方」を意味する説など諸説ある
谷川健一はニライカナイは根浦
カナイ金浦で金のように堅固な場所の意で
あるという「儀来河内」の漢字が当てられることがある
他界概念の呼称として
「ニライカナイ」という言い方が広く知られているが
ニライの文学的表現でニライのほかにも沖縄の各地によって
ニレ・ニヤニ・ニルヤ・ニラ・ニッジャなど
さまざまなに呼ばれている
また、梵語で「地獄」を意味する「ninaya」と
その音訳字「泥犂」の発音が「ニライ」と類似していること
また、同様に梵語で「消える」を意味する「kanaya」が
「カナイ」であるとしてニライカナイは
「地獄に消える」意だと主張もある
沖縄の宗教1~26は、Wikipediaより転載、引用する。