今帰仁 <2>
今帰仁は(なちじん)は
両親が生まれ育ったムラである
私は大阪で生まれ5歳の時に両親のシマ 今泊まりに
家族とともに引き揚げてきた
当時は合併前で親泊(えーるまい)と言っていた
私は、小中校と親泊で育った...故郷である
そのころは電気も水道も家に無い時代であったが
海や山や川が流れ田園風景があり
自然豊かな森を保有する
美しい景観のある故郷であった
今でもシマを誇りと愛着を持っている
その頃は昔ながらの、神事、祭祀
祭りなど古式豊かに行われていた
沖縄本島北部を山原(やんばる)と呼ばれていたが
明治41年に北山の領域であった山原を国頭郡と言い
間切を村(そん)ムラ、シマを字(あざ)と呼ぶようになる
私達の年代は今でもふるさと今泊をシマと呼び
公民館をムラと呼んでいる
今帰仁を紹介するにあたり村(そん)を間切
字(あざ)をムラ、シマとし地名を方言読みで紹介する