人生黄昏時

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今帰仁城【11】

2016年04月10日 00時02分00秒 | 日記

 祭祀場としての北山城 <1>

監守七代従憲のとき

首里王府の政治改革のため監守一族は

1665年首里に引き揚げ

北山城は政治的・軍事的機能を持った

居城としては喪失していった

 

それ以後北山城は祭祀の場所として変化し

神霊が依り憑聖城として

信仰の場所へと変容し拝所が設けられた

 

北山城内に

男子禁制の女性だけで祭礼を行う最も崇高な拝所

テンチジ アマチジとカラウカ・ソイツギ

火の神の祠などの拝所がある

 

城の後方に、沖縄信仰において最も神聖な

開闢七御嶽の一つクバ(クボ)御嶽がある

 

城の前方にあった親泊ムラ・今帰仁ムラは集落ごと

現在の今泊ムラに居住した


ムラ跡に阿応理屋恵ノロドゥンチ火の神

今帰仁ノロドゥンチ火の神

トゥムヌハー火の神

古宇利ノロの火の神などの拝所となっている

 

ムラ人達は移っていったが

三人のノロが住んでいた屋敷跡は神の降臨地

それはノロを媒介として神を観じて

神聖な領域、祭祀を行う場として

信仰のため祠を建てて重要な御願所とした

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