祭祀場としての北山城 <3>
今帰仁村(そん)周辺には
旧跡、墓、祠、御嶽などの拝所が点在している
それらを聖地として
沖縄には昔から今帰仁ぬぶい(上り)といって
親族一門が行う巡拝がある
地域の各門中によって巡拝地は異なる
今帰仁村内に19ヶ所の拝所があるが
その内北山城内に4ケ所、城下に3ケ所
北山城の後方にクバ(クボ)御嶽、今泊ムラ内に2ケ所
そしてエーガ(親川)と今泊番地内に11ケ所の拝所がある
今帰仁ぬぶいは、3年・5年・7年事の
奇数年を年期として巡拝しているが
5年に1回行う門中が多い
北山城は
具志川家が代々管理を務めていたが
1915年に管理を今泊ムラに委任される
2000年11月に琉球王国グスク(城)及び
関連遺産郡として
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録される
名称は今帰仁城跡
2006年に日本の百名城98番に選定された
今帰仁の歴史
遺跡、文化自然景観豊かな北山今帰仁城跡は
現在は観光地
参拝の聖地として多くの人々が訪れている