オヤケ アカハチの乱 <2>
アカハチ軍の奮闘虚しく多勢の王府軍に敗れ
アカハチその妻古乙姥と一族は全て処刑されたと言われている
この戦いで王府軍に立った宮古の仲宗根豊見親(空広―そらびー)は
宮古の頭職、二男真列金を八重山の頭に任命される
石垣の長田大主は古見大首里屋子に任命され、後に八重山頭職となる
代々一族が八重山の頭職を継いでいく
姉の真乙姥(まいつば)は王府軍の帰路のため
イラビンガニ(美崎山)に入り日夜断食をして祈願した
その甲斐あって船団は無事に那覇港に到着したという
その功績により真乙姥にノロ(神女)統括する
八重山の大阿母(高級神女)に任命されるが固辞した(姪が大阿母を受ける)
代わりにイラビンガミ神職を任命される、祈願したイラビガニは御嶽となり
石垣島の重要な御嶽と成る
また、彼女の墓地もマイツバ(真乙姥)御嶽として現在も信仰を集めている
久米島の君南風(チンペー)の奇謀により勝利に貢献したとして
久米島のノロの最高位の地位を与えられた
「おもろさうし」にも謡われている
500年以上代々一族に受け継がれている
現在も久米島の祭祀を執り行っている
君南風は勝利の軍神とされ
久米島でキャンプをしている楽天イーグルスは
君南風神殿にキャンプの安全と優勝を祈願している