人生黄昏時

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沖縄の仏教 【30】

2017年12月15日 00時13分47秒 | 日記

  沖縄へ仏教が伝来して来たのは

英祖王(1260~1300年)の時代

禅鑑(国籍不明)と称する僧に英祖王は禅鑑の

教に尊信し帰依し開基して、極楽寺を建立住居させた

 

琉球国由来記巻の琉球諸寺旧記序に

仏教が伝来したのが始めてであるとしている

 

その後、察渡王(1350~1395年)の時、瀬重法印が来流し

波上山に護国寺を建立し真言宗を始めて伝えたとしている

 

尚泰久王(1454~1460年)の時

芥隠承虓が臨済宗を始めて伝える

 

日秀上人は(1527~1545年)沖縄に18年滞在し

熊野信仰と真言宗を広め、多数の寺院を建立

日秀の伝承と功績、石碑が残されている

 

袋中良定(1603~1606年)は3年沖縄に滞在し

桂林寺を建立し始めて浄土宗を伝えた

 

琉球神道記5巻・琉球往来記1巻を著わし

沖縄に大きな足跡を残している

 

尚泰久王時代から多くの寺院が建立され

尚真王(1477~1526年)の時代までに多くの僧侶が

来流し寺院も建立された

 

王府の庇護の元、国家仏教として

沖縄の歴史上最も仏教が栄えた時期と成ったと言われている

 

その頃の僧侶は修行・仏学のため自由に日本に往来することが出来

沖縄出身の修行僧も多数京都と鎌倉の足利学校に行へ行っている

 

また、当時の僧侶は教養があり、社会的地位も高く

貿易・外交官の役割を果たし、政治へも関与し

王府より重要視された

 

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