人生黄昏時

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沖縄の仏教 【29】

2017年12月10日 00時02分44秒 | 日記

 南陽紹弘

南陽紹弘は臨済宗妙心寺派の教を広く沖縄に伝えた

信仰者として実践活動して、生き仏と称された

俗に北谷長老とも呼ばれた

 

南陽紹弘は北谷玉寄席村(現北谷町)に生まれ

十三歳の頃に出家し、十九歳の時

日本に渡り幾多の寺院で修行した

 

三十五歳頃、睦奥国松島(宮城県)の瑞厳寺で

約四年仏学・修行を行い臨済宗妙心寺派の嶺南崇六より

仏法の奥義を受け継いだ

 

沖縄に帰国後建善寺(首里)の住持となるが

数年後、住職を辞して

 

故郷の北谷玉寄村に、隠棲し村人の求めに応じ

病のある人々には祈祷してあげ、求めるお札をあげ

 

また、田畑が害虫に悩んでいるとき、徐去のお札をあげ

祈ると村人の求める通りに成ったという

 

南陽は、生き仏として崇め

親しみを込めて、北谷長老と呼んだ

 

南陽紹弘は、1651年11月5日の遷化した

北谷東のむい(丘)の所に葬られている

 

毎年3月3日に墓前祭りが、村人が集って行われている

コメント (2)
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