伊江島には、以前には東江集落、西江集落、川平集落の
三ヶ所だった、明治八年頃に、五集落になり
昭和二十二年には八集落になっている
伊江島には、ウフ(大)ノロ、アガリノロ、佐辺ノロ
中ノロ、大水ノロと五人のノロ(神女)いた
ウフノロは伊江ノロとも呼ばれ、伊江按司の妻か娘が任命され
島全体の、ノロ・神人などを統括していた
各ノロには管轄する拝所があり
集落ごとの祭祀は年間を通して行っている
また、ウフノロと共に、世ぬ主(国王)や
公議、国のユガフウ(世果報)を祈願する
伊江島には御嶽や御願場が多数存在している
その中で最も聖地として信仰の対象となっているのは
タッチュと呼ばれるグシクヤマ(城山)にある
グシク御嶽である
そこにはヨシアゲムイにヨーセジ神と
伊江ムイにアマミヤアガナシ神が祀られて
航海安全と無病息災、豊漁
豊作を祈願する拝所と成っている
伊江島には麦穂祭、麦大祭、年沿、畦払い
ウプウィミ(大折目)などの年中祭祀がある
島最大の祭は、ウプウィミで
島民総出で行う祭祀である