神の島と呼ばれる久高島には
沖縄の島々を創造した開闢説話
五穀発祥の地としての御嶽・御願所
また祭祀を行う時に、ニライ カナイから
来訪する神を迎えて行う祭場
アマミク(天摩美久)が創造した
沖縄開闢七御嶽の一つがフボー御嶽
久高島には数多くの拝所が存在している
フボー御嶽は久高島の最高の聖域とされ男子禁制である
年中祭祀は、ヒータチ―、ウプヌガナシ、テーラガーミ、
ハンジャナシー、十二年に一度行われるイザイホーなど
年間四十ほどの祭祀が、1960年時代まであったが
現在儀式は簡略化され、今では二十余りの祭祀が残り
現在も行われている
久高島には元家と呼ばれる、外間家と久高家がある
両家は祭祀の最高職である、ノロ(神女)と
ノロを補佐する、ウッテガミ(掟神)と根神
さらにタムト、ウンサク、ヤジクの神人がいる
タムトは61歳から70歳
ウンサクは54歳から60歳
ヤジクは42歳から52歳の三階級の女性の神人
31歳から41歳のナンチュと呼ばれる女性が
イザイホーの儀式を得て新しく神人に成る
久高島の祭祀はこれらの神人組織によって
祭祀に関係する御嶽、御願所で
年中祭祀、イザイホーなどの祭祀が執り行われる