人生黄昏時

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イザイホー【2】

2019年06月20日 00時00分10秒 | 日記

  久高島で生まれた男は全て海人(うみんちゅ)に

女は全て神人になると言われた

 

これは久高島で生まれ育ち成人になった男性は漁師になり

女性は神に仕える神人になると言うことである

 

イザイホーは十二年に一度午年の旧暦十一月十五日から四日間

ニライ カナイの来訪神を迎え、新しい神人を

ニライ カナイの神に認めて資格を得るための儀式である

 

久高島で生まれ育った

三十一歳から四十一歳までの既婚女性全てが

 

イザイホーの儀式に参加し、ナンチュ(神人)に成り

新しいセジ(霊力)に授かり、久高島と家族の繁栄を願い

 

特に男兄弟を守護する

沖縄の宗教であるオナリ神に成るのである

 

久高島には外間家と久高家の二つの宗元があり

それぞれに最高職のノロとノロを補佐するウッテ神、根人

 

さらに、六十一歳から七十歳のタムト

五十四歳から六十歳までのウンサク

 

そうして十二年前にイザイホーの儀式を得て神人に成った

四十二歳から五十三歳のヤジクと三階級の神職者がいる

イザイホーはこれらの神人によって行われる

 

新しく神人になる、三十一歳から四十一歳かの女性は

ナンチュと呼ばれ

四日間のイザイホーの儀式を得て正式に神人に成る

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