沖縄列島(沖縄本島・宮古・八重山諸島)人のルーツは
大陸や台湾・東南アジア系統であると
いわゆる南方系であると言う説が多勢であった
琉球大学・大学院医学研究科佐藤丈寛博士研究員
木村亮介准教授、北里大学、統計数理研究所の
共同研究チームが
現在の沖縄列島に住む人々の核ゲノムDNAを
解析した結果、隣国台湾や大陸の人々とは直接の
遺伝的に沖縄列島の人々は繫がなく
日本本島に最も近いと言う研究成果を
2014年9月16日琉球大学が発表した
これまで骨や一部、DNAの分析から沖縄列島の人々は
中国や地理的に近い台湾より日本本土の人々に近いとする
研究成果を発表されてきたが
今回初めて全ゲノムを網羅した解析によって
同様の成果が得られた
宮古・八重山地方も含め大規模に精査した結果である
木村准教授は沖縄の人々については
東南アジアや台湾系統に属すると言う
南方系との説もあったが今回の研究はこれを否定している
沖縄の人々の成立を明らかにする上で
貴重なデータになると述べている