王統とは
琉球の正史である中山世管鑑(1650年)や
中山世譜(1697~1724年)
球陽(1743~1876年)などに国の始まりと
国を統治した六つの王統が記述されている
天孫王統・瞬天王統・英祖王統・察度王統
尚氏第一王統・尚氏第二王統である
この六つの王統が国の始まりから
明治12年(1879年)4月4日の廃藩置県まで
琉球国を統治したと成っている
天孫王統とは、正史によると
最高神天帝が、女神アマミク(阿麻美久)に
島々を創造するように命じ
後の天帝は自分の子である男女を天降りさせ
二人から三男二女が誕生した
長男は国を治める国王の始祖
次男は地方按司(領主)の祖
三男は百姓の祖に
長女はノロの最高位聞得大君祖
次女は地方のノロの祖となったと記されている
長男は天孫氏と称した、この王統は二十五代続いて
17、802年間琉球国を統治したとある
歴史書には、王の姓名、統治年代などの記述が何もない
天孫王統は神話の域を出ない
何故か琉球の島々を創造した「アマミク」が
暮らしたとされる洞窟や墓、祠など
沖縄の至る処に多数存在している
また天孫氏の子孫であるとする宗家も数件ある
天孫氏二十五代王の時、家臣の利勇によって殺害され
利勇、自ら王位に付き中山王と称した、1186年の頃