人生黄昏時

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尚氏第二王統【1】

2020年05月10日 00時00分21秒 | 日記

 尚氏第二王統とは初代尚円王が1469年王位に即位

十九代続き410年琉球国を統治した王統

 

尚円王は現在の島尻郡伊是名村諸見

父尚稷・母瑞雲の二人兄弟の長男として

 

1415年生まれたと言われている

わらびなー(童名)は思徳金(うむとくがに)

 

思徳金が二十歳、弟は五歳の時両親が死去

家族で農業を営んでいたが

 

島は長い間雨が降らず干魃になり

なぜか思徳金の田だけ水があった事から

村人から盗水の嫌疑をかけられた

 

村に住む事が出来なくなり島を出て

国頭ムラに居住したと伝えられている

 

この伝承は、尚氏王統初代思紹王の父

佐銘川大主の伝承と類似したストーリーである

どちらがなぞったのか不明で後世の作と考えられている

 

思徳金家族は後に久志ムラなど経て首里に移住する

1441年、二十七歳の時

尚金福王の弟尚泰久に家臣として仕えた

 

思徳金は能力を発揮し三十八歳の時には

当時最高位黄冠に出世した

 

その後尚泰久が尚氏王統六代目に即位すると

西原間切内間地頭に任じられ采地を有するまで出世した

 

1459年には御物城御鎖側官(貿易長官)に就任

役人のトップ実力者に出世したのである

思徳金は自ら金丸と称した

 

しかし重臣として寵愛を受けていた尚泰久王が

1460年四十五歳で薨去した

金丸四十六歳のときである

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