人生黄昏時

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蔡温 【3】

2020年08月01日 00時11分35秒 | 日記

  蔡温は閩から渡来した人々によって形成された

クニンダ(久米村)の出身である

閩とは現在の福建省の古名である

 

大勢の人々が渡って来たため

閩三十六世とも呼ばれた

 

三十六姓とは漠然とした数字で

大勢の人が閩から渡って来の意味

 

彼らは琉球から与えられた土地に定住し

自分の住む集落を唐栄、または唐中と呼び

後に久米村と称した

 

久米三十六姓は琉球国の外交や貿易の文書作成や通訳

そして造船、航海技術などを担う専門職能集団として

 

清国、東南アジア諸国との外交、貿易などの交渉を遂行し従事

久米村は琉球の外交・交易の拠点となった

 

また久米三十六姓によって儒学や漢語、社会組織、宗教

中国文化などの各分野に多大な影響を及ぼしている

 

それから王府の要職や学者、教育者

琉球の歴史書中山世譜を編纂した際鐸、

 

三司官の鄭迵(謝名利山)、蔡温、多くの政治家を

久米村から輩出して、琉球国の発展に寄与している

 

政治力、経済力を手にした久米三十六姓の地位は極めて高く

琉球の政治に深く影響を与えていく

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