曲園は、清代末期の考証学者である兪樾の私邸でした。
蘇州で公開されている園林の中では、最もマイナーな庭園のひとつです。
入口にいる管理人のおじさんに、何の用ですか?
と聞かれるぐらい訪れる人は少ないです。
入園は無料でした。
楽知堂や春在堂など住居部分も修復されて残っています。
また、兪樾についての説明などもあります。
曲園の場所は、人民路馬医科43号です。
2006年に重要文化財に指定されています。
一番近いバス停は、景徳路の察院場だと思います。
新区方面からなら301路、313路などが使えます。
新春巷に入って最初の路地を左に曲がるとすぐにあります。
地下鉄の楽橋駅からなら人民路を北へ進んで、
大洋百貨を過ぎたあたりにある、馬医科巷を左折、
馬医科を真っすぐ西の方に行けば大丈夫(なハズ)です。
突き当りが新春巷で、ここまで来たら通り過ぎてます。
庭園も小さくて建物も少ないので、
30分もあれば、一通りは見学できると思います。
庶民的と言うには贅沢すぎますが、
ちょっと素朴で、何となく親しみを持てるような感じです。
以前は、お茶が飲める所もあったらしいのですが、
私が行った時には何もありませんでした。
代わりに?近所のおじいちゃん、おばあちゃんらしき人達が、
集まって歌の練習をしていました。
この辺りは、昔の生活空間が残っている場所です。
新春巷を南に行くと野菜市場もあります。
過去記事:蘇州 お散歩 新春巷
<http://blog.goo.ne.jp/akira_delta/e/50766ef466b2e1523b80657ba8dfa787>
※注※浦東空港行バス乗り場はもうありません。
昔の生活が感じられる路地の散歩も含めて、
ちょっと覗いてみるのもよいかと思います。
地元の人しかいないような細い路地ですが、
電動自転車などの往来もありまので、どうぞご注意を。