蘇州のシルク(絲綢)博物館は1991年に開館した博物館で、
蘇州の名産品である絹織物やその歴史などを展示しています。
人民路を挟んで北塔寺の対面にあります。
昨年2016年に全面改装されて再オープンしました。
入館は無料です。
改装された館内はとても綺麗で、カフェスペースもあります。
蘇州は古来から絹織物の生産で栄えてきました。
今でも街中には絹製品を扱う店を見ることができます。
(モノはピンキリですけど)
絹織物がいくつも掛けてあったり、
時代毎の衣服や工芸品の展示もされています。
昔の蚕農家の生活や、蚕から糸を採るまでの工程などの説明もあります。
こちらは人形じゃありません。
機織りの実演でもしてくれそうな感じでしたが、
残念ながらお兄さんの手は止まったまま。。
個人的に一番興味があるのがこちら、近代の紡績機。
ちょこっとエンジニア心を揺さぶるというか。
絹織物ではないのですが、
子供のころ住んでいた場所には小さな紡績工場がいくつかありました。
似たような形の機械を見たことがあるような気がします。
博物館の中庭は静かで心地よくて好きな場所です。
中庭の一部には桑の木も植えられています。
後ろに見えている塔は北塔寺です。
おそらく訪れる人もそう多くないので、のんびり見学できる場所です。
わざわざ遠くから見に来るほどの規模の博物館でもありませんが、
夏の暑い日の休憩や、大雨の時の雨宿りにでも
ちょっこっと覗いてみるといいんじゃないかと思います。
デパートで避暑や雨宿りするとお金もかかるでしょうしね。