お散歩がてらに人民路にある碑刻博物館を覗いてきました。
ここは、文廟と呼ばれる孔子を祀る廟でもあります。
場所は地下鉄4号線の三元坊と南門のちょうど中間ぐらい、滄浪亭の対面です。
入館は無料です。
博物館には展示室と回廊、中庭、明倫堂があって、
宋の時代に刻まれた貴重な天文図なども見ることができるようです。
明倫堂の中には、科挙にまつわる絵がかかれた石板が展示してあります。
工業や商業など経済関係のものや農業に関するものなど、
回廊に沿って、宋、明、清代の碑刻がずらっと並んでいます。
碑刻という言葉は日本語にあるのでしょうか。
私にとっては耳慣れない言葉ですが、展示物を見る限り、
”石(石板)に刻んだ文章など”ということなんだろうと解釈しています。
残念ながら、私にはこの文章を読み解く能力はありません。
なので、展示物の見学はそこそこに裏庭へ。
ここには昔から骨董市(がらくた市)があります。
扱いがとても雑でどう見てもニセモノの骨董品ばかり。
こんなところで本当に買う人なんているんだろうか。。
竹籠や手作り玩具、アクセサリーなどは、
お年寄りが本当に自分で作って売っているものもあると思いますが、
道端で拾ってきたような本物のがらくたも並べてたりします。
この博物館が混むことはまずないので、
碑刻に興味がある方はゆっくり見学できると思います。
裏庭の骨董市は縁日みたいで、見て歩くだけでもちょっと楽しいです。