南京大牌档は南京発祥で北京、上海、天津、武漢などにも店舗のある、
江南地方の料理、江蘇菜のお店です。
蘇州には園区の蘇州中心と新区の天街に店舗があります。
江蘇菜の中でも南京周辺の料理を金陵菜と呼びます。
ここでは金陵菜を楽しむことができます。
店の中は夫子廟周辺のような雰囲気です。
奥にある小さなステージで歌や踊りを見られることがあるそうですが、
私はまだ見たことがありません。
また、店員さんの制服も民族衣装風で、男の子も女の子もとても可愛らしいです。
南京素什錦。
豆腐皮(干した豆腐)、もやし、きのこなどの和え物の前菜です。
さっぱりしていて暑い時でもこれだったら食べられる感じ。
お酒のつまみにも合います。
老鶏湯馄饨(ワンタン)。
鶏のスープの小さいワンタンです。
南京の小吃でもよく見かけるワンタン、こちらもさっぱり系です。
老壇醤香肉。
薄切りの豚バラ肉を中華ベーコン風にした感じ。
少々脂っこいので、ご飯と一緒に食べるかお酒のつまみにするか。
私の場合は迷わず後者です。
初めて飲む南京のビール、金陵干純。
まぁ中国のビールのほとんどは薄いです。こちらもご多分に漏れず。
”干”は字の如く”ドライ”、中国語の”干啤”はドライビールのことです。
青梗菜の炒め物。
メニューに載っていなくても材料があれば調理してくれます。
スーパーなどで普通に見かける野菜であれば、まず大丈夫だと思います。
緑の野菜が食べたかったのでお願いしてみました。
秘制姜香小黄魚。
イシモチを塩、お酒、生姜などで蒸した料理です。
新鮮な素材を使えばきっと美味しいのでしょうが、
中国では捕った後の処理や流通過程での冷蔵や冷凍の管理がダメダメなので、
海の魚はどうしても残念なお味の場合が多いです。
古法糖芋苗。
南京の有名なデザートです。
キンモクセイ、里芋(たぶん)が入っていて香りもよく見た目も綺麗です。
美味しいですがすごく甘い。。きっと女性が好きな味だと思います。
料理の口直しにもなりますが、私の場合は口直しの口直しが必要かも。
老牌陽春面。
お店の人がお薦めしてくれた麺。
醤油スープの蘇州麺とさほど変わりはありません。
小さなお椀で出てくるので締めにぴったりです。
南京と言えば小吃ということもあるからでしょうか、
ここのお店は一品一品の量が少ないので、少人数でもいろいろ発注できるのも魅力です。