成都の錦里古街は石畳の通りに古い街並みを再現した観光エリアです。
夜遅くまで観光客や地元の人で賑わっています。
地下鉄やバスが通る便利な場所にあるので、
私のような成都初心者でも簡単に遊びに行くことができます。
もともとこの辺りは古い歴史を持つ商業街のひとつだったそうです。
明清代の建築様式を再現した建物が通りに並んでいます。
夜になるときれいにライトアップされます。
錦里古街はどちらかと言えば昼間より夜遊びに行く所という感じの場所でしょうか。
お店の種類はたくさん。
レストラン、小吃、喫茶店、バー、ライブハウス、服屋、土産物屋などなどなんでもあります。
観光地でよく見かける貸衣装店もあります。
女の子たちが民族衣装を借りてあちらこちらで写真を撮っています。
成都といえば三国時代の蜀の国です。
錦里に隣接する武候祠博物館には劉備玄徳の墓もあります。
武候祠とは一般的に諸葛孔明を祀る祠堂のことを言うのですが、
ここでは劉備玄徳、関羽と張飛など三国志に出てくる武将たちも祀られています。
四川名物の小吃は辛いものはもちろん、甘いものもあります。
美味しいかどうかは別として、たい焼きやたこ焼きなどの屋台も出ています。
小吃のお店がたくさんあるので食べ歩きしてみるのもよいのですが、
一休みも兼ねて錦里から少し離れた薬膳料理で有名な欽善斎に入ってみました。
せっかく四川省に来たからには、麻婆豆腐を食べないと。
薬膳料理のお店の麻婆豆腐なら少し優しい味かもという淡い期待をしっかり裏切る、
痺れる山椒の”麻”と唐辛子の”辣”がたっぷり。
そのまま食べてもよいのですが私はご飯の上に乗せて食べるのが好き。
一椀食べきる前にもう汗だくです。。
本来ならこの店で頼むべきものは、きっと鶏スープの薬膳キノコ鍋。
でも鍋以外の単品オーダーも大丈夫です。
辛い料理は麻婆豆腐だけでもう十分。
牛肉とジャガイモなどを煮込んだ中華ビーフシチューのような料理は、
壺に入ってテーブルまで運ばれてきます。
店内も小綺麗でいい感じのお店でした。
辛くない料理もしっかりと程よい味付けで美味しく頂けました。
錦里は土産物屋さんや小吃の屋台をひやかしながらぶらぶら散歩するだけでも楽しめます。
武候祠博物館も夜まで開館しているので三国志に興味があれば覗いてみるのもよいかと思います。
成都にはもう一つ有名な商業街の寛窄巷子がありますが、
錦里古街のほうが下町っぽい雰囲気で賑やかな感じです。
寛窄巷子はまた後ほどご紹介します。