今年の元旦は蘇州で迎えました。
日本と同様、年末年始はとても寒かったです。
日本と違い中国のコロナは治まってはいますが、
それでも北京や東北地方で連日感染者が見つかっています。
油断禁物ということで、人の少ない場所へ初詣に行ってきました。
ちなみに蘇州の大晦日恒例行事、寒山寺の除夜の鐘イベントは、
一部の人を除いて中に入ることは許されずオンライン配信なりました。
三密を警戒してということで寒山寺は31日の17:00に閉門。。
蘇州市内の花火が禁止になって以降続いていたレーザー光線だけは、
23時半ごろから0時過ぎまで夜空を照らしていました。
太湖西山の大如意聖境は2016年に完成した新しい寺院です。
山の上に大きな観音像があり、金色の建物などが遠目にも眩しいです。
大如意聖境のお寺の名前は蘇州大観音禅寺。
新しい寺院の建設に費やした期間は8年間とのことです。
もともとこの地には古くから観音道場があったらしく、
大如意聖境が最初に造られたのは457年、今から1500年以上前だそうです。
太湖西山の観光地のひとつにはなっていますが、村外れにぽつんと大きなお寺がある感じで、
交通の便が悪いのもあるのでしょうが、訪れる人はそう多くなさそうです。
入り口からは分かりにくいのですが、大きな観音像に行きつくまでには、
いくつもお堂があり、それぞれのお堂には観音様が祀られています。
中には壁から天井にまで細工が施されたお堂もあります。
賽銭箱には今時の中国らしく支払い用のコードが貼られており、
アリペイでスマホ決済ができるようになっています。
(自分の入金決済用コード貼り付けておいて金を騙し取るふとどき者もいるので要注意)
すべてのお堂を通り抜けた先に大きな観音像があります。
観音様の足元まで長い階段が続いています。
また、境内にある大きな鐘は誰でも自由に突くことができます。
年末からの寒気と強風の影響か、年末年始の蘇州の空は久しぶりに真っ青。
本来なら初日の出をということになるのでしょうが朝は寒くて寒くて。。
西山から太湖に沈むきれいな夕日を眺めてから帰りました。
ちょうど金曜日が元日でしたので、中国でも正月3が日が休日になりました。
とはいえ中国の正月は春節ですので、31日と1日は単なる年末年始、すべて通常営業です。
今年の春節は2月12日、中国で暮らしている日本人には正月が2回あります。
今年はいったいどんな1年になるのか、不安でもあり楽しみでもあります。