シャングリラでの夕食がちょっと楽しい場所だったのでご紹介します。
扎雅土司庄園は独克宗古城から少し離れた所にあるレストランです。
チベット族のダンスや出し物を楽しみながら食事を頂くスタイルなのですが、
一般的によくある、舞台の前に円卓が並んでいてという感じではありません。
舞台を中心にして三方を囲むように長いテーブルが並べられていて、
かなり近い距離(最前列だと目の前)で見ながら食事になります。
席に着くとまずチベット茶(バター茶)が振舞われます。
塩とバターが入ったお茶は好き嫌いが分かれると思いますが私は大丈夫でした。
チベット茶はおもてなしの意味がありますので、
飲み干すともういらないと言うまでずっと何度でも注がれます(のでご注意を)。
お酒も置いてありますのでこちらも自由に飲めます。
食事が始まる前に仔牛の丸焼き?がお披露目、これは後ほど振舞われます。
味の方は思ったほどクセもなく美味しく頂きました。
おかわり自由ですので、たくさん食べたければ持ってきてくれます。
人気のお店なのでしょうか、入店してからほどなくして満席に。
ツアーに含まれていたお店なのですが、ツアー以外のグループや個人の方も多かったです。
英語圏の外人さんたちもいました。
食事のメインは、チベット料理ではなく野菜や肉類を入れて食べる水炊きみたいな一人小鍋。
こちらも具材が足りなければ何度でもおかわりできます。
司会者はちょっとうるさいのですが場を盛り上げるのがとても上手。
お客の様子もよく観察しているので、油断しているといじられます。
例えばみんなで一緒に手を上げたり、叩いたりというようなことを指示された時、
反応せずに何か食べていたりすると、すぐに突っ込まれます。
私の場合、言っていることが分からずに鍋を突いていると、
ちょっとこの人なにやってるの~みたいな感じでいじられました、2回も。。
中国の方々はノリのよい人が多いので舞台や出し物は盛り上がります。
何というかショーパブで食事している感じ。。みたいな。
男性のダンスはかなり激しいものもあります。
さすがチベット族、高地とは思えない運動能力です。
こんな肺活量の人たちがマラソンに参加したら結構な成績を残せるんじゃないかと思います。
舞台が終わると食事も終わりです。
でも、席に着いてから終わるまで2時間ぐらいありますので時間もお腹ももう十分。
外に出ると役者さん達が待っていて、最後はお客も一緒に焚火の周りで輪になって踊ります。
ところで今回利用したホテルの外観やロビーはかなりチベット風。
ホテルのロビーにはポタラ宮の大きな模型が飾ってあります。
もちろん朝食にはチベット茶もありました。
高地で長時間シャワーを浴びると、さらに酸素濃度が下がって倒れることもあるようで、
シャングリラのホテルには必ずこのような注意書きがあります。
いつも通りのシャワーで特に問題はありませんでしたが、
体調がすぐれない場合には軽く浴びるぐらいにしておいた方がよさそうです。
シャングリラでは米や野菜は採れませんので、すべて大理や麗江などから運ばれてきます。
山登りをされる方には常識でしょうが標高が高い場所では沸点が下がるので、
はっきり言ってお米は特に美味しくないです。。
今回の食事もそんなに美味しいとは言えませんが、
チベット料理以外にも久しぶりにあっさり味の食事が楽しめました。
気を抜くと司会者に突然話しかけられるのでちょっと緊張しましたけど。