長い長い28日間の入国後隔離が終わり、無事解放されて久しぶりに外の世界へ。
以前、更に28日間の経過観察期間が設けられていた時期もありましたが現在は不要のようです。
ただし上海でオミクロンが蔓延している影響で、蘇州でも有料の観光施設や園林は全て閉鎖、
飲食店の多くは休業もしくは宅配専門で営業しています。
せっかく自由の身になったのに日本料理屋さんにも行けません。
今年は梅の季節も桜の季節も隔離中に終わってしまいました。
八重桜はまだ残っていますが、光福鎮の銅観音寺もおそらく閉鎖されているのでお花見は来年までおあずけ。
とりあえずなまりきった体を何とかするために、近所の公園などへ散歩に出かけてきました。
寒山寺は閉まっていますが、隣の無料開放されている楓橋景区は開いています。
あなたが感染すると家族全員が隔離になり、小区(マンション)の全員も隔離になりますよ!という、
ちょっと怖い標語のような張り紙があちこちに貼られているせいか、
また、下手に出歩くといつどこで封鎖に巻き込まれるか分からないリスクもあるので、人出は少ないです。
実際、感染すると実名は伏せられますが、住所、行動履歴なども公表され簡単に個人が特定できてしまうので、
感染する恐怖よりも社会的な制裁を受ける恐怖の方が大きいかもです。
幸いなことに蘇州高新区では今のところ都市封鎖までは至っていませんが、
突然スーパーや小区が封鎖になったりと身近に危機が迫ってきている感もあります。
上海に近い昆山やお隣の無錫など封鎖管理が行われている場所もあるようです。
野菜類の値段は倍近く上がっており、各地の封鎖や物流の影響で一部の食料品は店頭から姿を消しました。
ただし、しばらく見かけなかったパン類が昨日からスーパーにも置かれるようになっていますので、
生産、物流に何かしらの改善がみられているのかもしれません。
久しぶりに環古城河健身歩道にも行ってみました。
人民路(人民橋)から三香路(姑胥橋)までお散歩、こちらも普段より人は少ないように感じます。
緑が眩しい。。
隔離中は油たっぷりの中華弁当を食べていたせいか、体重は2kgほど増えています。
食生活を改めて少し運動もしないと大変なことになってしまいそうです。
ほとんどの桜は見頃を過ぎていますが、環古城河健身歩道にも八重桜がまだ所々残っています。
芝生のある場所や木陰のベンチでは、子供たちと遊ぶ家族連れや楽器を演奏しているグループなどの姿も。
いつもの休日だともっと賑わっている盤門周辺も普段の1/3程度の人でしょうか。
広場では凧揚げを楽しむお年寄り達がちらほらと。
上海からは言わずもがな、省を跨ぐ移動はPCR検査の陰性証明が必要だったり、
地域によっては即3日間や7日間の隔離が必要だったりと、
蘇州では新型コロナが始まって以来、最も厳しい措置が取られていますので遠くから遊びに来る人は皆無です。
自宅に戻った後に小区や社区への報告も必要ありませんでしたが、
臨時宿泊登記(外国人用の住所登録)を更新するようにと公安から連絡が来ました。
蘇州では今まで出入国しても更新の必要はなかったのですが、
コロナの影響もあって管理を強化しているとのことです。
小区(マンション)でも時々、全住民を対象にしたPCR検査が行われており、
PCR検査用のテントも常設状態になったままです。
検査のある日は、検査済みの証明書を見せないと外に出ることが許されません。
Wechatや動画投稿サイトなどでPCR検査に並ぶ大行列の動画や写真をよく見かけますが、
ありがたいことに私の住んでいる小区では行列どころかいつもガラガラです。
長春はようやく新規感染者数が減少に転じましたが、まだロックダウン解除されていません。
上海はまだ感染増でのロックダウン状態ですが、一部地域では封鎖解除されており政策にも地域差があります。
上海の濃厚接触者用隔離施設が不足しているようで、江蘇省や浙江省などで受け入れを始めました。
以前、何度かお昼のバイキングに行ったことのある高新区の金科大酒店も隔離ホテルに変わったようです。
上海ではここのところ毎日2万人以上の無症状感染者が出ているので周辺都市でも厳戒態勢、
おそらく5月の労働節連休が明けるまで、もしくはもっと長くこの状態が続くのかも。。
蘇州も他人事ではありません。