千島湖旅行では、梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)というホテルを利用しました。
新しいホテルではありませんが、部屋もサービスも結構よかったです。
宿泊費は各種割引を利用して、朝食付きで1泊700元ちょっとでした。
周りのリゾートホテルの値段と比べると、中の上ぐらいのレベルなのかと思います。
中国のホテルは日本と比べると相対的に安いです。
日本だと1人いくらですが、中国の場合は1部屋いくらなので、多人数で使えばもう格安です。
せっかく遠くまで来たのでバルコニー付きの湖の見える部屋をチョイス。
湖畔のホテルなので、視界を遮るものはありません。
ここで1日何もせずにボーっと過ごしてもいいかなという気分になれます。
広い敷地内には庭や子供の遊び場のほかにプールもあるようです。
1棟ずつのコテージも並んでいました。
ホテル専用の船着き場に船が停泊しています。
結婚式も行われるようなホテルなので、貸し切りイベントなどで使われるのでしょうか。
朝食は中華系と洋食系がメインで、それなりに充実しています。
中華が苦手な方でもきっと何か食べられるものがあるかと。
広いテラスにも席が並んでいるので、景色を見ながら外でのんびりということもできます。
いつも通り朝食をがっつり頂いて、昼ごはんは軽食で済ませる節約作戦で。
重宝したのが、フロントにある24時間稼働の無料コーヒーサーバー。
コーヒーの他に2種類の暖かいお茶もありました。
部屋や外に持って行けるように紙コップと蓋が置いてあるので何度もお世話になりました。
夕食は2日間ともホテルから歩いて行ける場所にあるレストランへ。
大きな店から小さな店まで基本的にどの店も千島湖の魚を使った料理がメインのようです。
水のきれいな千島湖では淡水魚の養殖が盛んで生産量も多いので、初日は素直に名物料理の魚で。
1匹もしくは半身の魚(大きいです)を3種類の味で食べる(一魚三吃)をお勧めしている店が多いです。
料理方法も選ぶことができます。
選んだのは、定番の魚頭濃湯(頭と頭に近い部分を揚げてからスープ煮込んだもの)、
紅焼魚頭(醤油煮込み)、葱油划水。
划水(hua shui)は”水をかく”という意味で、尻尾に近い部分を使った魚料理の呼び方にも使います。
セットメニューには、豚バラ肉と玉ねぎの炒め物、白菜の炒め物、
唐辛子みそ付きのとうもろこしクレープと、ご飯がついて、166元でした。
豚バラ肉と玉ねぎの炒め物は、ほんのり醤油味で日本でも食べたことがあるような感じの懐かしい味。
2日目はもう魚は食べたくなかったので、
ホテルの近くでかつ魚料理以外のセットメニューを探すという難題に取り組みました。
1件だけ、近くの民宿レストランで肉料理メインのセットを探し当てて無事クリア。
隠居千島湖酒店という清潔感のあるレストラン、外からわざわざ食事に来るお客さんは少ないようです。
(店に入って最初に聞かれたのが、宿泊予約はしていますか?でしたので)
セットは料理3品+白ごはんで128元。
茄子焼肉(ナスと豚肉の炒め物)は、白ご飯にもよく合います。
セットメニューの中には、紅焼肉(豚肉の醤油煮込み)があったのですが、
できないということで、あまり辛くない辣椒炒肉(豚肉の唐辛子炒め)に変わりました。
青唐辛子がごろごろ入っていますが、本当に辛くなく美味しかったです。
農家小土豆(小粒のジャガイモの炒め物)は、ビールのお供にぴったりの塩加減。
自分好みの味で、結構な量でしたが完食しました。
前日のお店もこの店もビールを頼むと千島湖ビールが出てきました。
中国で一般的な苦みもアルコール分も少なめのさっぱり味です。
農家小土豆のおかげで2本飲んじゃいました。
しかも、メニューが変わったお詫びということでサービスとなりました。
昔と違って今はスマホで先に店の場所を調べたり、メニューを確認したり、
お得セットを選ぶことができるので、知らない場所での食事のハードルがずいぶん下がりました。
隠居千島湖酒店は、1泊朝食付きで300元(大型連休除く)以下だそうです。
建物も内装も奇麗ですし、こういう民宿だった泊まってみてもいいかなと思えます。
最近、蘇州近郊では5つ星ホテル以上の値段の高級民宿もずいぶん増えています。