シャングリラ市街の郊外に建つ松賛林寺は遠くから見ると城塞のようです。
チベット式の5階建て寺院では現在でも500人以上の僧侶が修行しています。
雲南省で最大規模の最も古いチベット仏教寺院です。
1679年に建立され、ダライ・ラマ五世によって葛丹松賛林と名付けられました。
松賛林とは天界の神様が遊ぶ地を意味するそうです。
建立された場所もダライ・ラマ五世の占いによって決められたとされています。
仏堂には他の神々と共にダライ・ラマ五世とダライ・ラマ七世の仏像が祀られています。
松賛林寺に入るためには、寺から少し離れたチケット売り場や博物館のある場所から、
山門まで専用バスに乗ります。
松賛林寺と周辺の施設や公園などを含めて松賛林寺景区になっています。
時間がなくて行けませんでしたが松賛林寺の全体を綺麗に写真に収めたいなら、
是非、お寺の前にある池の向こう側まで行ってみて下さい。
お寺の前の池には仏舎利塔が建っています。
大小様々、市街や郊外のあちこちで見かけますが、
特に目を引くのがシャングリラ市街の玄関口にある巨大な仏舎利塔です。
山門から本堂までは長い階段を上ります。
平地でも階段を上るのは結構つらいのに、標高3200m越えの場所での階段は。。
息切れします。
階段の下や途中には、お坊さんたちの住む宿坊が数多く建っています。
松賛林寺は外観がラサのポタラ宮に似ていることから小ポタラ宮と呼ばれているそうです。
また、中国語では帰化寺という別名があります。
扎倉、吉康という2つの主殿を中心に大きな建物が並んでいます。
主殿は108本の木の支柱で支えられており、
中は1600人のお坊さんがお経を読むことができる広さがあります。
建物の中の壁には仏教絵画が描かれており、
仏像、釈迦像などが祀られ、金や銀の香炉なども置かれていますが、
残念ながら室内は撮影禁止です。
基本的に立ち入り禁止と書かれていなければ、誰でもどの建物にも入ってよい感じなのですが、
厨房は女性立ち入り禁止になっていますのでご注意を。
チベットでは現在でも鳥葬が行われています。
僧侶の唱えたお経によって死者の魂が体から抜かれた後、
魂の抜けた遺体を天へ送り届けるための方法として行われます。
土が固く木材も手に入りにくいチベットでは火葬は難しく、
昔から伝統的に鳥葬や水葬が行われてきたそうです。
残念ながら松賛林寺も文革の際に建物や仏像の多くが破壊されました。
それでもここまで再建できるということは、それなりの力を持っているということなのでしょう。
城のように見える外観は、きっと敵から守るというような意味のあったのではと想像します。
今でも多くの僧侶が暮らし修行に励んでいる場所だからでしょうか、
宗派の違いはあるにせよ蘇州のお寺とはずいぶん雰囲気も違います。
雲南省の風景も幅広い
私は雲南省の田舎の山奥のはちみつをとる風景や
水をはった棚田とか・・・
シャングリラの風景のイメージが変わりましたよ?
1か国の中に周りの国々の影響が広いのですね!
凄い所にいろいろ旅されてびっくりしています!
広すぎて頭の中がついていきませんよ・・・
先日もパンダが山の中に入っていく放映をずっと見ていました。山奥の風景は魅力あります。
日本も双子のパンダのニュースが影響があります。
中国に行けない私は強引に京都に出かけ日本を
味わいたいと思っています・・海外はもういけないですよ~~
Delta様はコロナの中で上手く時間を活用して
楽しく過ごされていますね、私たちが経験できないことをたくさん楽しんでいらっしゃいますね♪
京都旅行、予約されたのですね。
無事出発となりますように。
雲南省は、ベトナムやミャンマーと国境を接していますし、
チベットとも接していますので、多様な気候、自然、民族と風習などなど、
様々楽しめる場所だと思います。
高地のシャングリラは、風景はとても美しいのですが、
厳しい自然環境で農作物はほとんど収穫できない場所です。
以前は平均寿命もかなり短かったらしいです。
仕事が減って自由に使える時間が増えました(笑)
中国製コロナワクチンの2回目接種も終わりました。
チベット族の暮らすシャングリラはいつも見ている
中国とはちょっと違います。
異国の地という感じもあります。
文革では、多くの宗教施設や歴史的に価値のあるものも破壊されてしましました。
とても残念なことです。
現在では多くの寺院などが修復、復元されていますが、
それとは別に雲南省では火事や災害で歴史的に価値のあるものが失われたりしています。
自然や文化財を守るのはとても難しいですね。