上海共青国家森林公園は上海の北側(楊浦区)の郊外にある大きな公園です。
森林公園と名付けられているだけあって緑がたくさんあります。
この公園の存在は以前から知っていたのですが、
上海で森林公園なんて、行ってもがっかりするだけじゃないかと思っていました。
でも行ってみてびっくり。本当に森でした。
公園の中には30万本以上の木が植えられているそうです。
杉、楠、銀杏、柳、楢、楡、紅葉、楓、ネムノキ、プラタナス、銀杏などなど。
樹木だけでも200種類あります。
以前は入園料が必要だったはずですが、今は無料になっています。
また、元々ここは1956年に造られた共青苗園という圃場だったようで、
森林公園として一般開放されたのは1986年らしいです。
ということは、ここにある木の多くは、今から37年~67年ほど前に植えられたものなのでしょうか。
木が多いと真夏でも結構涼しいことを実感できます。
水辺にある木陰のベンチで日頃の嫌なことを忘れて一日のんびりしてみたくなります。
森の中にはリスがいたり、たくさんの鳥たちの姿も見ることができます。
物陰から獲物を狙うネコさんの姿も。
園内には所々に売店があるので、食べ物や飲み物などの心配はなさそうです。
ボート遊びができる池の周りには食事のできる店もいくつかあります。
おそらく美味しいものはないでしょうが。。
池のボートは大人気。公園のあちらこちらでテント張って過ごしている家族連れの姿も多いです。
上海共青森林公園から少し北に行けばもう長江です。
黄浦江が長江にそそぐ付近から少し南側に位置しています。
浦江攬勝という場所から黄浦江も眺めることができるようですが工事中で入られませんでした。
大きな公園なので地下鉄の最寄駅はいくつかあります。
どの駅からも少し遠いので、歩くのが嫌なら路線バスに乗り換えることになります。
スマホナビを頼りに8号線の翔殷路駅から102路のバスに乗って南門から中に入りました。
帰りは西門から出たので、路線図上では10号線の国権路駅まで行けるハズの147路に乗ったのですが、
途中の国順東路営口路でこの先にはもう行かないからと、乗客全員が降ろされました。
少し歩けば8号線の黄興公園があるので大丈夫でしたが。
中日友好記念林、櫻花大道、晩櫻林では、名前からして春になると桜の花が楽しめそうです。
また、八仙花園などの花畑にも春や秋にはもっとたくさんの花が咲いているのでしょう。
今回は行きませんでしたが、乗馬の施設やバーベキュー場もあります。
また子供向けの遊園地では森の中を走る森林小火車というミニSLが人気です。
園内にはトイレの数も多く行列などを見ることはありませんでした。
上海共青森林公園がこんなにいい感じの場所だとは知らず、上海にいた時には一度も行かなかったは残念。
もしまだ上海に住んでいたとしたら、きっと何度も遊びに行っただろうと思います。