27.02.01 ピ ッ キ ー ち ゃ ん NO.682
子どもがまだ小さかった頃、わが家にセキセイインコの「ピッキーちゃん」
を飼っていました。
ピッキーちゃんはひょうきんもので愛想がよく、足首に可愛いリボンをつけてもらっていました。
右足の赤いリボンをちょっとひっぱると「おはよう!」といい、左足の黄色いリボンをちょっと
ひっぱると「こんばんは」と答えるのでした。
あるとき子供が両足のリボンを同時にひっぱりましたら、どうなったとおもわれますか?
もう一度ご確認ください。 右足のリボンを引っぱったらどうなるか? 左足のリボンを引っ
ぱったらどうなる、両方ひっぱったらどうなる?かです。
答えは、止まり木からドタンと落ちたです。 当然ですね。 両足を同時に引っぱったら止
まり木から落っこちますよね。(ジョークのつもり)
あるとき子供が戯れに鉛筆でピッキーちゃんの頭をコツンと叩きましたら、コテンとひっくり
返って即死。
子どもは悲しんで泣いていましたが、セキセイインコにとっては鉛筆で頭をたたかれるなん
て行為は、人間の頭をバットで殴るようなもの。
そんな暴力を行使しなくても、動物を飼うということはいつかは悲しい別離がやって来るこ
ということは避けられません。
子供にはとってはそういう感情を経験すること必要でしょうが、動物とはいっても死を目の
前にすることは楽しいことではありません。
以来、我が家ではペットを飼わないことにしました。