27.02.09 川 柳 NO.689
5・7・5の短句で、人情・風俗・人間の弱点・世相の欠陥等を穿ち、簡潔簡・滑稽・機知・
風刺にして奇警を発するものとある。 これがなかなか難しい。
私の駄文など朝日新聞の声欄には幾度か採用されたものの、川柳・かたえくぼ欄に
は一度も採用されたことがありません。 ほとんど数十人の常連が寡占している状態
と言われます。
世には作者が亡くなっても永遠に残っている秀作がありますが、これなど、そうそう簡
単に生まれるものではないのでしょう。
「白川の 清き流れに魚棲めず 元の濁りの たぬま恋しき。」
老中田沼意次は汚職(賄賂)によって政治を動かした。(でも、その時は景気が良か
った)ところが、次に老中に就いた白川郷は清廉潔白、汚職や賄賂を追放して政治
は浄化された。 (でも、景気は悪くなった)
そうなると庶民は現金なもの、田沼の時代を恋しく思うようになった・・・と言う有名な
川柳ですが、どうなんでしょうかね悪い政治で景気が良くなるというのは、そのツケが
後から回って来ることには間違いがないのに。
今のアベノミクスとやらは、年金生活者の年金を削り・医療費や介護の費用も削って、
その分法人税を安くして巨大企業を潤わせ、その上消費税という悪税中の悪税を拡
大し、庶民の懐をさらに窮屈にして、景気は良くなるどことろか貧富の格差をさらに歴
然とさせるとともに、未来に天文学的な借金を拵えているのに、デンと政権に胡坐を
かいて座っている。 どうなてんの!?