27.2.15 猫 太 り NO.705
ネコは子猫の内はちょこちょこと動きまわり、人にじゃれついたりして、愛らしく可愛いもの
である(らしい)。
でも、おおきくなるにつれて動作も緩慢になるとともに、人にじゃれつかず「遊び」を誘って
も、平然と無視しふてぶてしい態度をとるようになる。そうなると、体はぶくぶくと太ってき
て可愛らしさもなくなって、泣き声さえ憎々しいものになる。
そういう状態を「猫太り」というのでしょう。
相撲取りでも、新弟子のころは良く食うが良く運動もするから、体は大きくなっても猫太り
しませんが、地位が安定して収入もふえて贔屓筋にもてはやされると、途端に猫太りに陥る。
今の稀勢の里や琴奨菊などはまさにそれで、あのままじゃとても横綱にはなれそうもない。
太っても白鳳までで、横綱の日馬富士など幕内最軽量で「綱」を張れているのは、身軽で
俊敏さを失わないためのもの。でも、猫太りが恐ろしいのは何も力士だけではありません。
ご同輩諸氏にとっても肥満は健康にとっての大敵。
美食をつつしみ腹8分目を励行したいものです。