27.2.22 緊 急 速 報 NO.712
高齢者を狙う特殊詐欺の手口が更に一層巧妙になっています。
今までのように電話帳から無作為に電話をかけまくり、息子や娘に成りすまして「オレオレ」詐欺を働く方法から、
犯罪の手口が情報収集化・合理化・能率化されて、まずは公的機関(市役所・消費者センター・警察・NHKなど)
を装って高齢者にアンケートを取るという形で接近し、その高齢者の安否を気使うような質問の中に、犯罪集団
が知りたい情報を忍ばせておいて収集するのです。
生活に不自由はないか?・緊急連等先はあるのか?・ご近所に信頼できる人はいるのか?・不動産や証券を持
っているのか?お金どうやって守っているのか?・・・などです。
高度に洗練された犯罪集団は、平素あまり人としゃべる機会がない年配者は、安心してしゃべりだすと止まらない
特性をよく知っていて、自分たちが必要とする情報のすべてを電話一本で巧みに取集し、それをデーターベース
化して、犯罪の実行についてプランを立て確実に成功するという確信の下で、詐欺行為を実行に移すのです。
ですから、もし、そういう公的機関を名乗るところから「アンケート」などという電話があっても、安易に答えず先方
の連絡先を聞いて、こちらから電話を入れるという慎重さが必要でしょう。
そして、消費者センターなり「なごみの家」のスタッフに相談していただくなど、冷静な時間帯をつくるべきではな
いでしょうか?