7.02.12 蓼 食 う 虫 NO.702
「蓼(たで)食う虫も好き好き」という言葉があります。
蓼は道端・湿地などに自生し、葉や茎に苦味がある野草です。 葉は柳に似て辛香料の原料
になるもの。 大方の昆虫はそういう辛い物を喰わないが、好んで蓼を喰う昆虫も居る。
そういうところから、人の好みは様々で外部からは解らないという意味につかわれます。
会社内でも誰も見向きっもしなかった、恐いお局的なお姉さんに熱を上げる男がいたら、きっと
「蓼食う虫も好き好き」なんて陰口されること必定でしょう。
ところで、ご近所で70歳代の独居の男性がYさんが、カラオケ・スナックで知り合ったという30
歳代の女性懇ろになって同棲。 これも彼女は「蓼食う・・・」の類でしょうが、その男性は
「彼女はまれにみるセックステクニシャン」とご満悦。
でも、江戸の蘭学者 貝原益軒は言う。 「過淫軽んずべからず」歳を取ってからの禍淫は命を
縮める。 そのYさん1年もしないうちにお亡くなりになった。
豊臣秀吉が「くの一忍者」の「忍法筒枯らしの術」の虜になって、命を縮めた(という俗説)と同じ
パターン。 爺ちゃんが女にもてるわけがない! ちょっと怪しい話です。