小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

後の先

2015-02-27 08:52:32 | 日記

 

       27.2.27       後   の   先             NO.718          

  「ごのせん」と読みます。  先手必勝といいますが必ずしもそうとは言えません。  

 野球だって先攻よりも後攻の方が有利に思えます。   力士「舞の海」がそうでした。

 あの100Kgにも満たない小兵で小結まで駆け上がり、180Kgもの体重差つまり自分の体重の3倍

もある、時の横綱「曙」を倒して金星を取ったこともある。  ブチ当たると見せかけて相手の反応(隙)

を見て懐に飛び込む名人でした。技のデパートと言われました。

先手のように見せかけて相手の反応を見て、後手のような格好で実は有利に先手を取ることを

「後の先」といます。    横綱「白鳳」が今そういう境地にあるように見えます。

人間もそうでありたい。  能弁・多弁・大声よりも物静かな聞き役の方が良い。  喋り出したら止まら

ない・何を言っているのか・何を云わんとしているのか、さっぱりわからない困ったちゃんが多くいます

が、そんなことは耳にしなくてもよいです。 そんな与太話が喋り終わったところで、ちょと気が利いた

寸言を喋ればいいのです。   それが「後の先」になります。

でも、後出しジャンケンは不公平で「ズルイ」と言われます。