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小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

玉の輿

2016-01-16 21:10:34 | 日記

        28.01.17       玉  の  輿       NO.1041

 貴人が乗る立派な輿(車)で、それに乗るのはシンデレラのように貧乏だった女性が突然富者に見初

められて結婚し、一躍幸福と地位を得る例として使われる言葉です。 でも、世の中そんなことってあり

得ない。  お金持ちが貧乏人の女を娶るわけがない。  逆玉だってないことに置いては「逆もまた真

なり」でしょう。

万一そういう事態が生じても「釣り合わぬは不縁のもと」という俚諺の如く、うまく行かないのが世の常で

しょう。  人間本来努力によって富を築くもので、僥倖なんてそうやって来るものではありません。

にもかかわらず、今時の女子大生はロクに勉強もしないで、エステに通って容姿良くしたり・整形手術を

してまで「美人?」になり、玉の輿に乗る夢を追いかけている。

帝塚山大学教授で精神科医師である香山リカという人のお話です。 こういう現象は喜劇を通りこして

最早悲劇だと言っています。 そう、人生なんて宝くじを買う程度の投資や努力では富者になれるわけ

がない。    *僥倖(ぎようこう)ほとんど期待できないような幸運。

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カルロス・ゴーン

2016-01-15 19:51:25 | 日記

       28.01.16        カルロスゴーン      NO.1040

 カルロスゴーンはゴルフをしない。  だってラウンドを回るのに4~5時間もかかるし、ゴルフ場への

往復に2~3時間はかかる。 そんな時間は彼にはない。  でも、いつかやってみたいと思っているし、

ゴルフをする人がどんな車を求めているかということは、常人以上に関心がある。 彼の郷里ではハン

グライダーが盛んです。    素晴らしく感動的ですらあるという。 でも、彼はやったこともない。

なぜなら危険だからだって。  自分の命をかけるほどの「価値」がないと思ってるからだって。 

その彼が「死に体」の日産を蘇生させたのは、社員に責任をもたせ成果を公正に配分して(チョンボし

た場合にはペナルテイを課す)やる気をもたせた、単純なテクニクを実践しただけだと言っている。

ところで、私はスキーをやらない。 やったこともない。 なぜって言うと、そういう年代のときは貧乏な

夜間学生で、お金も時間もなかったからです。 だから、せめて自分の子にスキーをやらせてやりたい

と思い、そうできるように夫婦で頑張りました。

息子を始めてスキー行かせた際、現地から楽しそうに滑っている写真が届いた時には泣きたいほど

に嬉かった。 でも、そんな格好の悪い話を子供にはできないし、話をしたって「あ・そう」で終わるで

しょう。     だから黙ってあの世まで持って行くのです。

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和久峻三

2016-01-14 19:54:47 | 日記

         28.01.15        和 久  峻 三        NO.1039

 作家「和久 峻三」氏の講演会を聞きました。 彼はゴルフをしない。 公演後の宴席では決まって

ゴルフ談義が出るという。  左ドッグだとか・バンカーショットだとか、やれフックだスライスだ・スピン

だ・ボギーだと、さっぱり訳の解らない異国語の山にうんざりするという。

そういう話が出てきたらそそくさと帰るのだ・・・という。  そのくせ、形成・給付・確認・取得・消滅・

援用などと言う訴訟上の基本的な概念や用語の意味すらさっぱり解っていない。

それでビジネスマン?だという。 この国のビジネスマンって一体なにをやってるんだ、鉄の棒を

振り回す時間があるんなら、ちょっとでも勉強すればいいんじゃないの?・・・と

ちょっと耳の痛い話でしたが、それはそれで結構面白かった。

和久峻三は法廷推理小説を主に300冊ほど書いています。

講演も面白かったが小説も面白いものが多い。

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それ面白い?

2016-01-13 18:10:29 | 日記

        28.01.14       それ面白い?        NO.1038

 いまどきの若者にとって、なにか行動を起こす動機になるのはそれが正しいのかどうか、でも、世の

ため人の為になるのかどうかでもなくて、「それをすると面白いのかどうか」だ・・・と亡くなる前、広告評

論家の天野祐吉氏が言っていました。

でも、一般的に言って面白いということは、他人の悪口であったり・不幸であったり・ギャンブルであっ

たり・漁色・浪費・変態的事件等で、つまり一般家庭の幸福や平和の対極にあるものであったりです。

他人のケンカと火事は大きい方が面白い・・・という不謹慎なことを云う人もいます。

若い夫婦が幼児を車中に置きっぱなしで(熱中症で死なせて)でも、パチに熱中するのも、オパチンコ

が面白いからなんでしょう。 読書をして教養を身に着け、職務に専念して自己研鑽に努めることなん

て、ちっとも面白くない。  でも、人間の一生に取ってなにが大事なのかということは、いうまでもあま

せんが、80歳近くなってから気がついても、もう遅いし・・・。

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鴨猟

2016-01-12 21:33:01 | 日記

            28.01.13       鴨     猟       NO.1037

 かつては、宮中に外国の賓客を招くと決まって鴨猟が催されていました。   いまから40年ほど

前までだったと思います。  鴨の主翼の羽根を切り取ってあまり高くも遠くにも飛べないようにして、

お堀に放ち、それを賓客とともに大きなタモ(網)を持って追いかけて捕まえ、それを料理人に料理

をさせて「鴨鍋」にして食べてしまうという「高貴な?」催しでした。

動物に不当な恐怖心と苦痛を与える残酷な野蛮行為であり、動物愛護の精神に悖る(もとる)という

外国人の批判もあって中止されましたが、今でも同じようなことをやっています。

馬上に人が乗り命の限り走らせて、それを人間が面白がって賭け事にしている(競馬です)。

無理に走って足を骨折でもすれば再起不能ということで、されて食われてしまう。

関東や九州で多く消費される桜肉とはこのような運命をたどった「馬」の肉が多くあると聞く。

 動物愛護の精神に悖る野蛮な行為ではないのでしょうか?  天皇がそういう行為を賞賛して「天

皇賞」 まで出している。

沖縄に(神戸にもある)ハブを喰わせる料理店がありますが、ハブとマングースの一騎打ちショーは

今はありません。     面白うて  やがて悲しい鵜飼かな・・・と同じ。 

最近は人間まで残業代もなしに死ぬまで働け(ワタミ)と過酷な労働競争にさらしている。

 

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