先日、映画“悪人”を観て来ました。映画館で映画を観るのは、“おくりびと”以来です。
副題は~誰が本当の“悪人”なのか?~
9月に封切られたばかりで、まだご覧になってない方もいると思いますので、詳しいあらすじや結末は書きませんが、
私は、深津絵里が、本格的な濡れ場に挑戦すると言うので、それを楽しみに観に行きました。
監督は「フラガール」で注目を浴びた、李相日氏、図らずも殺人を犯してしまった、妻夫木聡演じる若者と、
出会い系サイトで知り合った、紳士服量販店勤務の深津絵里の、恋の逃避行の物語です。
原作者や監督の製作意図は十分に伝わって来ましたが、田舎の純朴な青年と、都会の親の脛かじりの大学生の
描き方が、画一的と言うか紋切り型と言うか、余り共感は出来ませんでした。
当然、妻夫木演じる主人公も“悪人”であろうはずがなく、(あまりにも良い人としてのイメージが定着し過ぎていますよね。)
期待していた『濡れ場』もそれ以上でも以下でもありませんでした。
原作者も監督も言いたい事が多過ぎて、焦点がぼけたような感じがします。
老人介護・老人を狙った詐欺商法・出会い系サイト・地方(田舎)の若者の閉塞感・犯罪報道のあり方など…。
深津絵里は、シリアスなドラマの中でも、少し笑わせるドラマや役柄を演じさせたら秀逸な女優で、
(きらきら光る・踊る大捜査線など) 私はファンではないけれど、注目はしています。(ただ時代劇に向いてる顔ではないと思う。)
妻夫木聡はイイ男過ぎて、いくら田舎の風采の上がらない役でも、出会い系に行かなくても、
女が放っておかないくらいなのイケメンで、設定に無理を感じますね。
妻夫木の祖母を演じた樹木希林と、被害者の父親役の柄本明は、何をやらせても上手い役者です。
特に樹木希林は上手すぎて、もう少し下手な方が良いと思いますね。
あと殺される、満島ひかりと言う女優は、今回初めて知りましたが、
この女なら殺されてもしょうがないと思わせる程の憎たらしさでした。 (脚本や監督の指導も良かったのでしょう)
これから楽しみな女優ですね。
最後は妻夫木演じる主人公は、警察の追っ手が迫ってから、深津絵里の首を絞めますが、あれは、俺は“悪人”じゃない!と思っていながら、“悪人”になってやると言う意思の表れでしょうかね?とても自暴自棄になっていたとは思えません。
でもまずまず良かった映画ではありました。点はあげてもイイよ。
映画が終わってから、ロビーでポスターを眺めていたら、別の映画を鑑賞したと思われる意外なカップルに遭遇しました。
(お互いに、夫と妻がいらっしゃる方でして…、そっちの方でビックラこきました。)
副題は~誰が本当の“悪人”なのか?~
9月に封切られたばかりで、まだご覧になってない方もいると思いますので、詳しいあらすじや結末は書きませんが、
私は、深津絵里が、本格的な濡れ場に挑戦すると言うので、それを楽しみに観に行きました。
監督は「フラガール」で注目を浴びた、李相日氏、図らずも殺人を犯してしまった、妻夫木聡演じる若者と、
出会い系サイトで知り合った、紳士服量販店勤務の深津絵里の、恋の逃避行の物語です。
原作者や監督の製作意図は十分に伝わって来ましたが、田舎の純朴な青年と、都会の親の脛かじりの大学生の
描き方が、画一的と言うか紋切り型と言うか、余り共感は出来ませんでした。
当然、妻夫木演じる主人公も“悪人”であろうはずがなく、(あまりにも良い人としてのイメージが定着し過ぎていますよね。)
期待していた『濡れ場』もそれ以上でも以下でもありませんでした。
原作者も監督も言いたい事が多過ぎて、焦点がぼけたような感じがします。
老人介護・老人を狙った詐欺商法・出会い系サイト・地方(田舎)の若者の閉塞感・犯罪報道のあり方など…。
深津絵里は、シリアスなドラマの中でも、少し笑わせるドラマや役柄を演じさせたら秀逸な女優で、
(きらきら光る・踊る大捜査線など) 私はファンではないけれど、注目はしています。(ただ時代劇に向いてる顔ではないと思う。)
妻夫木聡はイイ男過ぎて、いくら田舎の風采の上がらない役でも、出会い系に行かなくても、
女が放っておかないくらいなのイケメンで、設定に無理を感じますね。
妻夫木の祖母を演じた樹木希林と、被害者の父親役の柄本明は、何をやらせても上手い役者です。
特に樹木希林は上手すぎて、もう少し下手な方が良いと思いますね。
あと殺される、満島ひかりと言う女優は、今回初めて知りましたが、
この女なら殺されてもしょうがないと思わせる程の憎たらしさでした。 (脚本や監督の指導も良かったのでしょう)
これから楽しみな女優ですね。
最後は妻夫木演じる主人公は、警察の追っ手が迫ってから、深津絵里の首を絞めますが、あれは、俺は“悪人”じゃない!と思っていながら、“悪人”になってやると言う意思の表れでしょうかね?とても自暴自棄になっていたとは思えません。
でもまずまず良かった映画ではありました。点はあげてもイイよ。
映画が終わってから、ロビーでポスターを眺めていたら、別の映画を鑑賞したと思われる意外なカップルに遭遇しました。
(お互いに、夫と妻がいらっしゃる方でして…、そっちの方でビックラこきました。)