ここ数年各種駅伝で優勝争いを見て来た東洋大学駅伝ファンに取っては、フラストレーションが溜まる毎日が続いています。
昨日のレース後も挨拶をしたのは主将の橋本澪ではなく、副将の服部弾馬でした。橋本主将はレースに出場していないので、弾馬が代わりに挨拶したのでしょうが、
そんな事は関係なく主将が挨拶するのが筋だと思うんですがね・・・。
弾馬の挨拶も4年生として、チームの主力としても物足りない (下手!) ものでした。
そもそもチームの断トツの成績の弾馬が、何故主将に任命されなかったのか?
酒井監督が主将を指名するらしいですが、弾馬の主将としての適格性に疑問があったと考えるざるを得ません。
昨年の服部勇馬主将は、駅伝や長距離の成績だけで無く、主将としての責任感が溢れていました。今季の橋本主将は中々コメントを見る事も少ないので、何とも言えませんが、勇馬ほどのカリスマ性は無いのは事実でしょうね。
本題に戻りますが、今季は昨季に比べて、明らかに戦力はダウンしています。
昨季、箱根を走った10名の内、4年生は5名でした。前回の箱根のオーダーと区間順位を振り返って見ましょう。(丸数字は当時の学年)
上村和生④7位-服部勇馬④1位-服部弾馬③3位-小笹椋①6位-五郎谷俊④3位
口町亮③4位-櫻岡駿③2位-山本修二①9位-高橋尚弥④5位-渡邊一磨④3位
5名の4年生は5人とも実業団に行きました。かなり強い4年生だったんですね。
さて、毎年選手が入れ替わる学生スポーツ界ですが、その4年生の抜けた穴が埋まって居ない (後継者が育っていない) のがここまでの現状だと思います。
もちろん、今季は口町、堀の故障もありましたが、野村も含めてまだまだ安定感や監督の信頼を得るには至ってないですね。
東洋大学は昔から、高校生のトップランナーはあんまり入学せず、佐藤尚コーチを中心とした将来性を買ってのスカウトが身上でした。
それは今も続いているとは思いますが、最近は5,000mを13分台で走る選手も入って来てます。
問題は、やはり育成ですね。東洋大学が優勝を重ねていた時に、酒井監督は内 (東洋大学) ほど選手に丁寧な指導をする大学は無いと豪語していました。
それはそれで大変結構な事なのですが、それは裏を返せば 〝徹底した管理指導〟 と言う事では無いのかと言う疑問が湧いて来ます。
青山学院大学の明るい自由な雰囲気が本当のモノなのか、私には知る由もありませんが、青学に限らず他校の良いところは参考にするべきだと思います。
私がこんな事を言うと、『弱くなればすぐ批判したり、叩く奴が出て来る!』 と陰口を言われそうですが、そうではありません。
今季の出雲9位、全日本6位はたまたまかも知れません。指導部・スタッフの批判は【箱根】が終ってからでも良いのですが、
どうも気になって書いちゃいました。