オレゴン世界陸上が終わりました。日本の獲得メダル数は4。そのうち競歩が3個(金=山西、銀=池田と川野)そして女子やり投げの北口でした。
陸上で世界と互角以上に戦えるのは「競歩」であると証明したような大会でした。誤解を恐れずに言えばその強い日本の競歩を牽引してるのは、何を隠そう「東洋大学」であります。その昔東洋大学が短距離も長距離も今ほど強くはない時に、それでも関東インカレ1部を維持出来たのは「競歩」の得点があったからだと言われています。
その強くなった東洋大学の競歩の草分け的存在が、今村文男さんです。私は現役時代から東洋大学の陸上選手で数少ない世界と互角に戦える選手として、密かに応援していたのです!
日本のトップウォーカーでありながら、今よりももっともっと「ド・マイナー競技」だった競歩ですから、大企業からも採用はなし、就職した会社も倒産し、ようやく富士通が採用してくれました。
傍ら、順天堂大学大学院でコーチ学を学び、今は富士通と順天堂大学のコーチを務めています。大学で競歩に力を入れているチームは多くはなく、東洋大学・順天堂大学・明治大学・日本大学・国士館大学くらいでしょうか?順天堂大学のコーチですから、関東インカレなどでは東洋大学のライバルになり、東洋大学の酒井夫妻とも火花を散らす戦いがあるのかどうかは知りません!
今回貴重な写真があります。日本陸上競技連盟の競歩部長である今村さんと、川野選手、酒井ご夫妻が揃って写っています。左端が今村さんです。